フローリングを張り替える日数は、何から張り替えるかによってでも違いが出ますし、どこを張り替えるかによっても日数に差がでます。
特に、住みながらでのフローリング張り替えは、どれくらいで完了するものなのか?とても気になるものです。
今回は、フローリング張り替えに掛る日数や注意点など、フローリング張り替えリフォームに失敗しないアドバイスを中心に解説します。
目次
フローリングからフローリングに張り替える日数はどれくらい?
既存のフローリングから、新しくフローリングに張り替える費用についてですが、張り替える方法によって、日数の違いがあります。
例えば6畳の洋室を一人の職人さんが施工すると考えますと、剥がしてから張り替える方法では、剥がしに半日で、新しく張るフローリング施工で半日位が目安です。
巾木の交換も含めて1日で完了するケースが多いです。
コンクリートスラブに直接張る遮音フローリングの場合は、強力な接着剤により剥がす作業に時間がかかる場合もありますが、6畳間ですと殆どの場合1日で完工できると思って良いでしょう。
カーペットからフローリングに張り替える日数はどれくらい?
マンションのカーペットは、下地のフェルト状のものと表面のカーペットの2層で敷いてあることが一般的です。
フェルト状の下地は、大量の接着剤で張ってるのではなく、わずかな接着剤のため、剥がす作業にあまり時間は掛りません。
カーペットからの場合、6畳間のフローリング張り替えで、1日で完了するでしょう。
マンションの規約によって差がありますが、カーペットからフローリングに張り替える場合は、L45などの遮音フローリングが多いです。
遮音フローリングの場合は、釘ではなくウレタンボンドで貼り付けますので、気温が低い真冬は固まるまで時間が掛ることもあります。
接着剤が固まらないと、張ったフローリングがずれてしまい、目地に隙間が出てしまう可能性があるので、最後に取り付ける巾木が、後日になる場合もあります。
>>遮音フローリングの張り替え業者の選び方!施工不良が多い原因を詳しく解説
和室の畳からフローリングに張り替える日数はどれくらい?
畳の部屋をフローリングにする場合、畳を撤去して、畳の厚さ分のかさ上げが必要です。
5センチ前後の畳の場合は、根太を組んでベニヤ張りが基本です。マンションによっては、薄い畳もありますので根太組みやベニヤ張りをしない事もあります。
下地の工事は慣れている職人さんであれば、半日で完了させ、後にフローリング施工までしてでも1日で完了します。
築年数の経っている古い集合住宅は、畳の下が発泡スチロールで更にその下は、大量の砂が敷き詰められているタイプがあります。
張り替える広さではなく場所や部屋の形状によって工事日数が違う
フローリングを張り替える日数が多く掛る業者さんは、おすすめしないと言いましたが、張り替える場所や部屋の形状によって日数が掛る事もあります。
キッチンの場合は時間が掛る
例えばキッチンは、6畳の洋室よりも狭くても剥がすのに時間が掛りますので、1日掛ってしまう事があります。
キッチンの場合は、フローリングがキッチン下にまで張られているために、剥がすのが困難で、時間が掛ることがあります。
変形した部屋や突きつけが多い部屋は時間が掛る
部屋の形が四角ではなく、変形した斜めの壁や見切り、突きつける場所が多いと通常より時間が掛ります。
突きつける場所とは、巾木で隠れないところで、備え付けの家具やクローゼットなどで、ピッタリと綺麗に張らなければならない場所です。
誤魔化しのきかない突きつけ箇所は、施工時間や仕上がりが、職人さんの技量によって大きく左右されます。
住みながらのフローリング張り替えは通常よりも日数が掛る理由とは?
住みながらのフローリング張り替えは、家具や荷物の量など様々な理由で、住みながらでない時と比べると日数が掛ってしまうことがあります。
家具移動により日数が変わる
住みながらのフローロング張り替えの場合は、荷物の量や、重量物の有無によっても大きく日数が変わります。
住みながら全面フローリングの張り替えは、移動しながらフローリングを仕上げていくパターンと、別の部屋に全て移動させ張り替えていくパターンがあります。
やはり、荷物の量が多いお宅は、少ないお宅と比べると、倍ほど日数が変わってくる場合があります。
もちろん家具や荷物の移動費は、余計にかかりますので、ご自身で家具移動を設け、次の日の段取りを毎日やる方もいます。
フローリングの張り替えが決まったら、これを機に少し断捨離するのも良いタイミングかもしれませんね。
>>住みながらのリフォームはとても大変!在宅リフォームトラブルまとめ
部分的に剥がす方法と全部剥がす方法により変わる
洋室やリビング、廊下など全面をフローリング張り替えする場合は、1日で終わることはないでしょう。
しかも住みながらですと、全面を一気に剥がしてから施工する方法より、今日は廊下、明日はリビング、その次は洋室と一日ごとに張り替える部屋を剥がして張り替えて進めていくことが多いです。
作業効率よりも、住んでいる方の生活に不自由が無いことが重要視されます。ですので、どうしても張り替え工事の日数が掛ってしまいます。
フローリング張り替えの工期が遅れてしまう原因とは?
フローリングの張り替えが予定通りに終わらなくなってしまい、トラブルに発展する事も考えられます。
既存のフローリングが剥がれない
フローリング張り替えの工期が延びてしまう原因の一つに、既存のフローリングが剥がれにくいことがあります。
例えば、通常6畳間の場合は剥がしからフローリング張りまで、1日くらいで完了することが殆どです。しかし、既存のフローリングが大量の接着剤や超強力な接着剤で施工してあった場合は、剥がす時間が多く掛ってしまいます。
また、あまりにも強力な接着剤の場合は、下地を引っ張る(傷めてしまう)こともあり、下地の補修が追加工事として発生してしまうこともあります。
下地が傷んでいた場合は下地のやり替えも
築年数の経っているお家の場合、フローリングを剥がしてみたら下地が傷んでいて、やり替えが必要な場合もあります。
フローリングリフォームの経験が豊富な業者さんなら、ある程度予測できることもありますが、やはり開けてみないと解らないのがフローリングリフォームの怖い部分です。
マンションの場合は工事時間の制限がある
マンションの場合は、工事時間に制限があります。時間に厳しいマンションですと、9時から工事開始で、17時には完全に撤収しないといけないところもあります。
1日しか工期を見ていない場合は、あと少しで終わる作業も、翌日に持ち越しになることがあります。
職人さんの都合は融通をきかせて来てくれると思いますが、工程表や仕様書、リフォーム同意書をしっかり提出するような管理の厳しいマンションは、工期延長のために近隣の同意を取り直さなければならない事もあります。
フローリングの張り替え日数が掛りすぎる業者は要注意
「フローリングからフローリング」「カーペットからフローリング」「畳からフローリング」それぞれどのタイプからの張り替えでも、6畳間の場合は、1日で完了する場合が殆どです。
施工日数をどんなに多く見ても2日で必ず完了します。
お見積もりの段階で、6畳間の張り替えに3日、4日掛ると言われた場合は、発注を見送る事も検討した方が良いです。
なぜなら、フローリング工事に慣れていない職人さんが施工する可能性が高いからです。
>>遮音フローリングの張り替え業者の選び方!施工不良が多い原因を詳しく解説
フローリングの張り替えでおすすめの業者は「リノコ」
フローリング張り替えは、剥がす工程や下地の状態などにより追加費用が発生する可能性があるリフォームです。
地元のリフォーム業者さんに見積もりを取ってみて、値段や説明などに少しでも不安を感じたら、他社の見積もりや提案を知ることが大切です。
特に、曖昧な値段を提示してくるリフォーム業者は、追加費用によるトラブルになりますので、変動の無い見積もりを提示する業者を選ぶべきです。
リノコは、追加費用がかからない様な見積もりを提示してくれますので、リフォーム後に嫌な思いをすることがありません。
リフォーム業界を知るプロがおすすめする「リノコ」について、もっと詳しくわかる記事はコチラ↓
価格の面でも仕上がりの面でも安心な、日本最大級のリフォームサイト「リノコ」で、どれくらい費用が掛るのかを比較してみてくださいね!
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最近では本やインターネットにはリフォームについて有益な情報が溢れていますが、リフォームで失敗してしまう人が本当に多いです。
なぜリフォームに失敗してしまう人が多いのか?
それは、リフォーム業者選びに関する知識を疎かにしてしまう人が多いからです。
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まとめ
フローリングの張り替えにかかる日数は、張り替える規模(広さ)=施工日数ではありません。
既存の状態、部屋の形状、職人さんの技量、業者さんの知識などにより大きく差が出ます。
ですので、フローリングのリフォームは値段だけでは無く、安心して任せられる職人さんを抱えているリフォーム業者さんにお願いするのが一番です。
フローリングの張り替えは、業者により6畳間だけでも3万円から6万円の価格差があります。
この差はとても大きいので、必ず複数の業者さんから見積もりを取り、正しい提案をしてくれるリフォーム業者さんを選びましょう。
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