築年数が古いマンションや団地の畳をフローリングに!下地の仕様で費用が2倍

古いマンションや団地

和室の畳を剥がしてフローリングにする場合、築年数が古いマンションや団地は、下地の仕様が違う事が多いので注意しなければなりません。

和室をフローリングにしようと畳を剥がしたら通常の仕様と違い、リフォーム費用が2倍以上差が出て予算が大きくオーバーしてしまったという事例もたくさんあります。

今回は畳をフローリングにする際、下地の仕様によって変わる施工内容や、工事費用などについて詳しく解説しますね。

築年数が古いマンションや団地の和室の下地は仕様が色々

マンション和室

和室をフローリングにする場合は、畳を剥がしたあとに畳の厚さ分かさ上げをして高さを調整することが一般的です。※薄い畳の場合、厚さによって施工方法が変わります。

最近のマンションの和室の下地は、木製下地(木材でできた下地)であるため、根太組で高さを調整することが難しくなく、特別想定外の費用や時間が掛ることはありません。

しかし、発泡スチロールと砂などで造られたネダフォーム仕様の下地は、費用が大幅に変わってしまう事があります。

ネダフォーム仕様とは、畳を剥がすと10センチ~15センチくらいの厚い発泡スチロールが敷いてあり、その下には大量の砂が敷き詰められていたり、ダンゴ状のセメントの塊みたいな物もある仕様です。

ネダフォーム

特に築年数が古い団地やマンションなどに多く、結構費用が掛ってしまう事でフローリングにすることを諦めてしまう方も多いです。

通常の木製下地とネダフォーム下地では施工方法が違う

古い集合住宅でフローリングを張るため畳を剥がしたあと、普通の木製でできた床下地と発泡スチロールと砂のネダフォーム下地では施工方法が違います。

それぞれの施工方法や掛る費用について詳しく解説しましょう。

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木製下地の和室をフローリングにリフォーム

畳の木製下地

畳の厚さは約5センチ~6センチ弱くらいですので、畳撤去後に畳の厚さ分の高さ合わせをします。

30ミリの根太+12ミリのベニヤ+12ミリのフローリング(接着剤の厚さ分含む)でトータル55ミリくらいにすることが多いです。

敷居との段差(ちり)が大きく気になる場合や、仕上がりのフローリングが出っ張ってしまいそうな場合は、根太を変えたりベニヤの厚さを変えたりして調整します。

また、断熱効果や遮音効果を高めたい場合は、根太と根太の間に断熱材などを入れます。

(木製下地)6畳間和室の畳からフローリングの費用は?

畳の撤去処分費用 6畳 15,000円~18,000円
下地工事(根太) 6畳間 10,000円~12,000円
下地工事(ベニヤ) 6畳間 12,000円~15,000円
下地工事(断熱材) 6畳間 6,000円~12,000円
フローリング張り(1818x303 釘打ち) 約9.7㎡ 60,000円~80,000円

※その他に巾木工事費、畳寄せ撤去費、下地補修費、諸経費(廃材処分費、養生費、現場管理費、交通費)などが掛る場合があります。

総額費用はいくら?
お住まいの地域や依頼するリフォーム会社の規模により値段が結構違いますが、上記の内容での一般的な相場は100,000円160,000円くらいでしょう。
                        

断熱材を入れない場合や、ベニヤを張らずに根太に直接フローリングを張る場合は、約90,000円120,000円くらいが相場です。

木製下地の場合の施工日数は?

木製下地の和室の畳からフローリングにリフォームする時間は、6畳間の和室でしたら1日で完了します。

ただし、下地の傾きや、床鳴り、浮きなど不具合がある場合は、状態により下地だけで1日掛ってしまい、フローリングの仕上げまで2日掛る事もあります。

ネダフォーム下地の和室をフローリングにリフォーム

発泡スチロールと砂

ネダフォームだった場合、下地の造り方は施工業者によって色々ありますが、現在のマンションの仕様と同じ様に施工するのが一般的になっています。

まずは、畳撤去後に発泡スチロール(ネダフォーム)をはがし、砂やダンゴ状の塊など全て撤去します。

発泡スチロールや砂など全てを撤去すると、コンクリートスラブまでの深さは、約15センチ~20センチくらいあるので、下地をつくり直す必要があります。

全て撤去した後に、20ミリのパーチクルボードで乾式二重床(置床)を組みますので、壁際はパーチクルボードを支えるための際根太を組みます。

パーチクルボードを支えるための支持脚は、ゴムでできている遮音効果がのあるものを使用するのが一般的で、更に厚めの断熱材(グラスウール)なども敷き込む仕様もあります。

パーチクルボードの上に直接フローリングを張ることもありますが、パーチクルボードにベニヤを張り、後にフローリングで仕上げた方がより良いです。

二重床構造

(ネダフォーム下地)6畳間和室の畳からフローリングの費用は?

畳の撤去処分費用 6畳 15,000円~18,000円
発泡スチロールと砂の撤去処分費 1式 30,000円~60,000円
際根太組み 1式 10,000円~20,000円
二重床(パーチ20ミリ)支持脚込み 約9.7㎡ 40,000円~70,000円
ベニヤ張り(12ミリ) 6畳間 10,000円~12000円
フローリング張り(1818x303 釘打ち) 約9.7㎡ 60,000円~80,000円

※その他に巾木工事費、畳寄せ撤去費、下地補修費、諸経費(廃材処分費、養生費、現場管理費、交通費)などが掛る場合があります。

※一般的な二重床工法(置床)はシステム根太という際根太を使用したり、パーチクルボードの形状や支持脚の形状により費用が変わってきます。

総額費用はいくら?
発泡スチロール(ネダフォーム)と砂の和室の場合、下地だけで110,000円~180,000円、フローリング仕上げまで合わせると、170,000円260,000円くらいになります。
 

通常の木製下地のような工法ができる場合がある

ネダフォームや砂を撤去せず、ネダフォーム上にベニヤをウレタンボンドで直張りして、通常の木製下地の様に根太を組みフローリングを仕上げる方法もあります。

木製下地の工法+ベニヤ直張り追加分なので110,000円~170,000円くらいで施工が可能なこともあります。

しかし、築年数が経過したマンションや団地のネダフォームは所々傷んでいることが多いのでこの工法が不向きな場合もあります

この工法は既存のネダフォームの状態が良い場合に限り、できる工法だということを覚えておきましょう。

この工法でできる業者は施工経験が豊富な業者でないと難しい場合があります。

なぜなら、不陸による浮きや床鳴りの問題を引き起こさないかどうかを判断できないことが多いからです。

ネダフォーム下地の場合の施工日数は?

畳撤去

ネダフォーム下地だった場合の施工日数は、6畳の和室で3日間くらい掛るでしょう。

まず畳撤去、ネダフォームと砂の撤去で丸1日掛ることが多いです。順調に搬出でき、職人さんが複数いる場合は際根太組みまで終わることもあります。

2日目は際根太と二重床(置床)の工事で、3日目の最終日にフローリングの仕上げになります。

リフォームするマンションの階数やエレベーターまでの距離など搬出経路によっては4日間かかることもあります。

特に団地の5階でエレベーターなしの場合、搬出入に時間が掛りますので、別途費用が発生することもあります。

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古いマンションや団地の和室リフォームで注意すべきこととは?

騒音トラブル

築年数が古いマンションや団地の和室リフォームは、色々なトラブルが起きやすいので注意が必要です。

特に多いのは、以下の3つです。

  • 騒音トラブルが多いので注意
  • 追加費用が請求される事例が多いので注意
  • 工法の違いにより比較しづらいので注意

それでは、一つずつみていきましょう。

騒音トラブルが多いので注意

築年数が古いマンションや団地のリフォームは、リフォーム後に騒音によるトラブル事例が多いです。

特に畳からフローリングに変えるリフォームは、業者の選び方一つで大きく変わります。

なぜなら、見積もり金額が安いからと言って安易に業者を選ぶと、遮音性能がない簡易的な下地造りになっていることがあるからです。

工事業者が費用を削減するため、「適当な木材でただ根太(骨組み)を組んだだけ」や「無遮音のプラ木レンを支持脚に使用」などの仕様には注意です。

注意
簡易的な仕様は、後に必ず騒音トラブルになりますので、遮音性能がある支持脚などを使用する業者を選びましょう。

また、マンション規約によっては、L45の防音フローリング(遮音フローリング)以外の仕様を禁ずるところもあるのでルールに従ってリフォームしましょう。

しかし、マンションのルールを守った仕様にしても、遮音性能が高い畳からフローリング変えることで、今までより生活音が伝わりやすくなるので注意です。

特に古いマンションや団地はご年配の方が暮らしていますので、生活音に関する配慮が大切です。

過去にリフォームした近隣の住人などの情報を得ることができれば、トラブルの無いリフォームが可能ですね!

>>遮音フローリングの張り替え業者の選び方!施工不良が多い原因を詳しく解説

追加費用が請求される事例が多いので注意

古いマンションや団地の和室リフォームは、現地調査時に業者が下地の確認をしていないケースも少なからずあります。

一番最悪なのは、工事が始まってからネダフォーム仕様だと知る業者です。

業者の現地調査ミス(見積もりミス)とは言え、後から発覚した場合は追加工事になりますので多額の費用を負担しなければなりません。

通常の木製下地の場合とネダフォーム下地の場合では、100,000円程費用に差があり、価格差が大きい地域では倍以上値段が違うところもありますので、追加工事分の費用負担が大きくなるなるのは間違いありません。

>>リフォームの追加工事トラブル!納得いかない追加費用発生を防ぐには

ネダフォームの仕様を知らず、施工をしたことが無いリフォーム業者もいて、リフォーム工事を途中の段階で断る業者もいます。

やはり、相見積もりで費用や施工実績などをしっかり比較することをおすすめします。

工法の違いにより比較しづらいので注意

これまで解説してきた古いマンションや団地の和室が発泡スチロールと砂の下地だった場合、リフォーム業者によって施工費用や施工方法に差があります。

ですので、リフォーム業者を選ぶ際、比較するポイントを見逃さないようにしましょう。

リフォーム業者選びで比較する大切なポイントは3つ

  • ①リフォーム費用が相場からずれていないこと
  • ②遮音性能を考慮した仕様であること
  • ③古いマンションや団地の施工実績が豊富なこと

これらを比較してあなたに合った業者を選ぶには、最低でも3社の相見積もりが必要です。

1社だけの見積もりは、リフォーム失敗の可能性が高くなってしまうので、必ず相見積もりにて複数社を比べましょう。

まだ相見積もり先を見つけていない方は、地域による価格差が無いリフォーム業者仲介サイトの「リノコ」をおすすめします!

リノコについて、詳しく解説した記事はこちら↓

>>リフォーム業者仲介サイト「リノコ」の口コミ・評判をプロ目線で検証

まとめ

築年数が古いマンションや団地の和室をフローリングにするリフォームについてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?

畳を剥がしたあとの下地の仕様により、リフォーム費用が大きく変わるという事がおわかり頂けたと思います。

価格差や施工方法が同じ通常のリフォームでも業者選びが難しく、更に今回紹介した和室のリフォームは業者選びの難易度が上がります。

色々な情報があるので迷う事が多いかもしれませんが、必ず相見積もりをしてあなたに合ったリフォーム業者を選びましょう!

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