古い和室のボロボロ落ちる砂壁を綺麗にリフォームする方法と費用

和室のリフォーム

砂壁の和室は、築年数が経過した家では長年の汚れや染みにより、どうしても暗いイメージになってしまいます。

また、湿気が多い和室ですと、砂壁はポロポロ落ちてくるので床が汚れ、古い和室特有の臭いも気になります。

今回は、「和室の砂壁をどうにかしたい!」という方のために、砂壁のリフォームについてまとめてみましょう。

和室の砂壁をリフォームしたい理由を考えましょう

和室リフォーム理由

まずは、目的別に砂壁の和室をリフォームいしたい理由と、リフォームする方法についてそれぞれ考えてみましょう。

  • 臭いを消し部屋を明るくしたい
  • 棚を取り付けられるようにしたい
  • 綺麗な和室に戻したい

臭いを消し部屋を明るくしたい

砂壁をなんとかしたい方の多くのは、古い和室の臭いを抑えて、明るい部屋にしたいという希望です。

どうしても暗くなりがちな和室は、塗装やクロスによって明るい配色にすれば見違えるような和室に生まれ変わります。

古い和室の臭いを完全に除去するには、畳の交換や白木部分の灰汁抜きなど、徹底的にリフォームしなければ消えない場合もあります。

棚を取り付けられるようにしたい

築年数が古い和室の砂壁の下地は、モルタルで処理していることがありますので、画鋲や釘が打てず、ちょっとした棚すら取り付けられないことで不便を感じている方も少なくありません。

ある程度厚みがあるベニヤを増し張りすれば、棚を付けられるようになります。

綺麗な和室に戻したい

築年数が経過した戸建てで、和室を洋室にしたいわけではなく、綺麗な和室に戻したいという方もいらっしゃいます。

珪藻土や漆喰で再度塗り壁仕上げも可能ですし、和柄のクロスを張る事も可能です。

しかし、ふすまの張り替えや障子の張り替え、白木部分の灰汁抜きまで徹底的にリフォームしないと、綺麗な和室を取り戻すことはできません。
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砂壁の和室をリフォームする3つの方法と費用

古い和室

砂壁の和室をリフォームする方法は、大きく分けて3つあります。

  • ペンキでリフォームする
  • 漆喰などの塗り壁でリフォームする
  • クロス仕上げ(壁紙)でリフォームする
それぞれのリフォームの特長をまとめてみましょう。

ペンキでリフォームする

砂壁の和室を塗装(ペンキ)で仕上げる方法が、一番安くリフォームできるでしょう。

しかし、砂壁の状態が悪い場合は綺麗に仕上がらないという難点もあり、お金をかけた割にリフォーム後の満足度が低い傾向にあります。

6畳間の塗装費用は、約5万円~8万円くらいを目安に考えましょう。仕上がりの良し悪しよりも、費用を出来るだけ抑えたい場合は、DIYでやってみるのも良いかもしれません。

珪藻土や漆喰などの塗り壁でリフォームする

珪藻土

珪藻土や漆喰などの塗り壁は、左官業者が請負います。最近では、とても貴重な存在の純和室を手掛ける左官屋さんに依頼すると、どうしても割高になってしまいます。

1㎡あたり/5,000円~8,000円

押し入れの大きさや、窓の大きさにより差がありますが、和室の壁の㎡数を約25㎡としてみると、約12万円~20万円程度の費用を考えておきましょう。

既存の砂壁が、ポロポロと剥がれやすかったり、浮いている箇所が多いなど状態が悪い場合は、砂壁を全て剥がす作業が加わりますので、結構な金額になってしまう可能性があります。

クロス仕上げ(壁紙)でリフォームする

リフォーム業者に依頼するにしても、DIYでリフォームするにしても、クロス(壁紙)で仕上げるリフォームが一番オススメです。

クロス仕上げのリフォームであれば、カビ防止や消臭機能などの機能性壁紙を使えますし、一度下地をベニヤで造っておけば、数年経過してからクロスの張替えも簡単にできます。

クロスの張り替え相場について知りたい方はこちらの記事を参考にしてくださいね!

>>天井・壁クロスの張り替え相場|3LDK部屋別や6畳をリフォーム業者別で解説

クロスで仕上げるリフォームの下地処理の注意点

まずは、砂壁の和室をクロスで仕上げるための下地処理などを解説していきましょう。また、ご自身でDIYでリフォームする場合の下地処理方法としても参考にして下さい。

砂壁の下地処理方法

クロス仕上げにする場合の下地処理は、砂壁の上にシーラーという密着させる物を塗り、所々はげている場合は、部分的にパテ処理も同時に行います。

しかし、砂壁の状態が悪い場合が多いので、クロスの浮きや剥がれを考えるとベニヤによる下地処理の方が良いです。

ベニヤ張りによる下地は何ミリが良いの?

ベニヤ張りは、下地を整えるということに重点をおくのであれば、4ミリ~5.5ミリのベニヤが良いでしょう。

なぜなら、2ミリ~2.5ミリの薄ベニヤは、クロスの水分により下地が波打つ可能性があるからです。

ベニヤ張りは接着剤とタッカー併用

ベニヤを張る場合、砂壁面に接着剤を塗り、タッカーを打ちつけ張っていきます。

接着剤を併用しないと壁面の浮きや凸凹が出やすくなりますので、できるだけ多く接着剤を塗り、タッカーで細かくとめていきます。

9ミリ~12ミリのベニヤを張れば、棚を取り付ける際しっかり固定することが可能です。ベニヤの厚さは、壁面の取り合いなどを見て、出っ張らない様に気をつけましょう。

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砂壁をリフォームする費用と日数

砂壁和室のリフォームに掛る費用と施工日数は、和室の形状により違いがありますが一般的な6畳を目安に参考にしてください。

砂壁のリフォーム費用

6畳間の和室の壁面が約25㎡として、5.5ミリベニヤ張り費用は4万円~6万円(施工日数 約1日)

クロス仕上げ工事に掛る費用は、約25㎡として 3万円~4万円(施工日数 約1日)

その他、養生費や諸経費などを含めて、合計約8万円~12万円くらいを目安にしましょう。

まとめ

砂壁をクロスに張り替えるリフォームにつてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

砂壁の下地はベニヤ張りにして、クロス仕上げをすることにより、今まで暗かった砂壁の和室がキレイに生まれ変わるでしょう。

ご自身でDIYにチャレンジしてみるのも良いと思いますが、まずは地域のリフォーム相場を比較してみましょう!

>>和室のリフォームはリノコで無料見積もり

 

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