外壁塗装業者に塗装と一緒に家の中のリフォームを依頼しても問題ないのか?

外壁塗装

外壁塗装業者に見積もり中、もしくは外壁塗装依頼中に家の中の不具合などを相談して、その流れで家の中のリフォームを一緒に依頼するケースがあります。

しかし、外壁塗装業者に家の中のリフォームを一緒に依頼するのはあまりおすすめできない場合があります。

今回は、なぜ外壁塗装業者に家の中のリフォームを一緒に依頼することをあまりおすすめしないのかについて詳しく解説してみましょう。

外壁塗装業者に家の中のリフォームも一緒に依頼してもいいの?

リフォーム見積もり

外壁塗装ついでに、家の中のリフォームも一緒に依頼してもいいものなのか?と、聞かれることがあります。

外壁塗装業者と家のリフォーム業者は同じ建設業界なので「問題ないのでは?」と思う方が多いですが、私はあまりおすすめしていません。

外壁塗装業者に家の中のリフォームを一緒に依頼することをおすすめしない理由は3つあります。

  1. 外壁塗装業者が請負う家の中のリフォームはトラブル事例が多い
  2. 外壁塗装が安くても家のリフォームは割高になる可能性が高い
  3. リフォーム業者を紹介された方の殆どが相見積もりを取らない

外壁塗装業者が請負う家の中のリフォームはトラブル事例が多い

外壁塗装業者と一般リフォーム業者は、同じ建設関係の業者ですがあまり繋がりがありません。

比較的大きな外壁塗装業者の中には、家の中のリフォームをする専門部署があるところもあります。

しかし、多くの塗装業者は家の中の一般的なリフォーム工事を請負う経験が少ないので、外注に見積もりから工事まで投げることが多いです。

最近では、全てを丸投げした先の外注業者が大きなリフォームトラブルを起こす事があるので要注意です。

外壁塗装業者が請負う家のリフォームの多くは外注へ丸投げ

外壁塗装業者が請負う家のリフォームは、専属の職人を抱えていて直手(じかて)で施工する事は稀です。

お住まいの地域にある塗装業者の多くは、昔から付き合いがあるリフォーム業者と提携していて、そのリフォーム業者に丸投げすることが多いです。

また、逆にそのリフォーム業者も外壁塗装や屋根塗装の話があれば、外壁塗装業者に丸投げで、お互いに案件を振り合っています。

長年の付き合いで実績があり、お互いに信頼できる業者間であれば、丸投げでも問題ないと思います。

しかし、注意しなければならないのは、リフォーム工事ができるというだけの職人さんに丸投げすることです。

個人経営の職人さんは責任を取れないことがある

内装や水廻りの工事ができる職人さんは、その道で何十年もやってきている職人さんですので、当然しっかり施工できるかもしれません。

しかし、個人経営の職人さんは普段は元請けの会社から与えられた環境の中(工程管理、現場管理、資材発注、施工管理など整った状態)で現場をこなすだけの職人さんもたくさんいます。

このような職人さんは、トラブルが起きた場合に責任が取れず、現場を放棄し逃げてしまった事例もあるので注意です。

器用な多能工職人に丸投げする塗装業者が最も危険

器用な多能工職人とは、基本的に大工さんが多いのですが、資格もないのに電気配線工事や水廻りの給排水管の設備工事をしたり、左官工事(セメント塗り)タイル張り、クロス張りなど何でも一通りできる職人さんです。

施工技術のレベルは本職の職人さんに比べると間違いなく劣る職人さんが多いです。

器用な多能工職人さんって、何でもできる優れ者の職人さんと思うかもしれませんが、実は外注先としては一番危険なのです。

何から何まで請負う職人さんは、他にも現場を抱えていることがあるので、工程通りに行かず工期がとても長くなる傾向にあります。

現場の進みが悪く工期に間に合わなくなると、どこに所属しているかわからない友達の職人さんを連れてきたり、そのまま知り合いの職人さんに丸投げする傾向にあります。

丸投げの丸投げ状態は、いったい誰が請負っているリフォーム工事なのかがわからなくなります。

こうなってしまうと、トラブルが起きた場合の責任は誰も取ってくれない状態になることが想像できますので最も危険と言えるでしょう。

外壁塗装が安くても家のリフォームは割高になる可能性が高い

外壁塗装業者は見積もりから工事まで全て丸投げすることがあります。

自社で見積もりが出来ない外壁塗装業者は、リフォームの相場すら知らないこともありますので、外注業者から上がってきた見積もりが高いのか安いのかさえ知らない事が多いです。

相場より20%高くなってしまうこともある

リフォーム業者が作成した一般的な相場の見積りに、ただ自分達の利益を上乗せするだけという形を取る業者が多いので、相場より高めになってしまう事があります。

リフォームの合計金額が一般的な相場より、10%~20%割り高になっていることがあります。

リフォーム業者と直接やっても割高になる理由

外壁塗装業者から業者を紹介しますので、直接リフォームやってください!うちは絡みませんので」というケースもあります。

塗装業者さんがリフォーム業者さんを直接紹介してくれるなら、間に入らないので少し安くリフォームできると思っていませんか?

残念ながら、このケースもリフォーム金額が相場より割高になることが多いです。

なぜなら、リフォーム工事業者を紹介してもらい、別で契約する形を取っている様で、実際には塗装業者が工事完工後に5%~20%紹介料として受けとることがあるからです。

見積もり金額に上乗せしていない場合も注意が必要なこともあります。

地域の相場で良心的な金額の場合、リフォーム案件を紹介された下請け業者側が負担を被り、少ない工事費で請負わざるを得ない事もあります。

注意
極端に安い値段でリフォームを請負った職人さんは、必要不可欠な資材や副資材(釘や接着剤)を省いたり、手間を省いてしまう可能性もあるので注意です!

リフォーム業者を紹介された方の殆どが相見積もりを取らない

外壁塗装業者に家のリフォームを相談し、リフォーム業者を紹介してもらう場合、殆どの方がその紹介してくれた業者さんに決めてしまう事が多いです。

リフォームの値段は業者ごとに値段の差があり、小さな工事でも数万円の差、比較的大きなリフォームとなると数十万円の差が出てしまいます。

相見積もりをして比較しないのには理由があります。

せっかく紹介してくれたので断ると気まずい

外壁塗装業者が紹介してくれたリフォーム業者の値段や提案が合わず、本当は断りたいはずなのに依頼してしまう事があります。

それは「せっかく紹介してくれたので断ると気まずいから」という理由です。

本来ならリフォーム業者を紹介してくれたことと、見積もり金額や提案が合わないことは全く別で考えて何も問題ありません。

しかし、値段が合わなくても妥協してリフォーム工事を依頼してしまい、金額的に損してしまっただけでなく、施工不良などのトラブルになってしまったという事例もあります。

塗装業者さんに「一応相見積もりで比較させていただきたいのですが」と言っても嫌な顔はしないと思います。

むしろ優良な外壁塗装業者なら、相見積もりを推奨すると思いますよ。

他の業者に依頼してもあまり差が無いと思っている

どこのリフォーム業者に依頼しても値段の差、施工技術の差、リフォームの提案の差があまり無いと思っている方も結構多いです。

多少地域の相場よりも若干高かったとしても、紹介してくれた業者の対応が悪くなければ、比較せず最優先にして依頼してしまうことがあるようです。

>>業者とトラブルでリフォームが失敗する人の多くが相見積もりをしない

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外壁塗装業者に家のリフォームを依頼する前に必ず相見積もりを!

相見積もり

あなたが依頼している外壁塗装業者は、とても信頼している知り合いの紹介や、地元で評判の外壁塗装業者なのかも知れません。

しかし、家のリフォームと外壁塗装は別物と考え、必ず相見積もりで比較しましょう。

外壁塗装業者が紹介してくれるリフォーム会社と他のリフォーム会社で相見積もりし比較すべきポイントは、大きく分けて3つあります。

  1. 値段を比較し無駄な出費を抑えるため
  2. 提案を比較し不要な工事をしないため
  3. リフォーム業者との相性を見極めるため

それでは、これらの比較すべきポイントを一つずつ見ていきましょう。

値段を比較し無駄な出費を抑えるため

リフォームで重要になってくるのは、やはり金額の面です。

ご希望のリフォームがいくら掛るのかを相見積もりにより複数社比較することで無駄な出費を抑えることが可能です。

使用する資材や工事内容が全く同じでも、リフォーム費用の総額が同じになることはまずありませんので、必ず相見積もりで比較しましょう。

金額だけでなく明瞭会計なわかりやすい見積書かどうかも重要です。

なぜなら、値段がはっきりしない見積書を出す会社は、後に追加工事等のトラブルでもめる可能性が高いからです。

>>リフォームの追加工事トラブル!納得いかない追加費用発生を防ぐには

提案を比較し不要な工事をしないため

リフォーム会社は、「リフォームをして良かった!」と思ってもらえるように、より良い提案をします。

しかし、全く必要ない工事まで提案する売上重視のリフォーム業者も存在します。

本当に必要な提案なのか、それとも必要でない工事なのかは、他社提案やリフォームアドバイスを比較することではっきりわかることが多いです。

提案された必要ない工事で無駄な出費を抑える為にも必ず相見積もりをしましょう。

リフォーム業者との相性を見極めるため

リフォームは金額だけでなく、あなたとの相性が重要なポイントになってきます。

どんなに安い見積もりを出すリフォーム業者でも、相性が合わず話がうまくかみ合わない業者に依頼すると、認識の違いのより「言った言わないのトラブル」「追加工事のトラブル」など色々な問題に発展しやすいです。

必ず相見積もりで比較しあなたに合うリフォーム業者かどうかを見極めましょう。

値段・提案・相性、これらを中心に2社~3社で比較することで、リフォームのトラブルに巻き込まれるリスクはかなり少なくなるでしょう。

相見積もり業者のひとつにリノコをおすすめする理由

お住まいの地元で相見積もりのため複数業者探すのはとて大変です。

そこで、相見積もり業者のひとつとしてリノコがおすすめな理由は以下の通りです。

  • 地域による価格差がないコミコミ価格
  • 厳しい審査を通過した施工店が加盟している
  • 万が一不具合が出ても安心のリフォーム保証がある

地域による価格差がないコミコミ価格

リフォームの工事費って、全国の都道府県でバラバラです。

例えば通常10万円程の小さな工事でも、都市部と地方で数万円の差が出ることが普通です。

リノコは全国の加盟施工店の価格を取り決めているので、地域による価格差がありません。商品、工事費、保証など含めたコミコミ価格なので安心です!

また、地方によってはエリア対象外と断られることは、決して珍しいことではありません。

しかし、リノコなら全国47都道府県対応可能ですのであなたがどこにお住まいでも同じ価格でリフォームが可能です。

>>相場がかんたんにわかるリノコはこちら

厳しい審査を通過した施工店が加盟している

ネットで一括見積もりを取るリフォーム業者は、どこも「厳しい審査に通過した業者しか加盟していません!」と言っていますが、本当にそうなのでしょうか?

実際、全国規模で募集をしているネット系のリフォーム会社に登録したことがありますが審査はとても甘いです。

担当者はリフォームの知識が全くない方でしたので、会社の考え方や実績など多くを聞かれることが無く、形式上の審査というくらい簡単なものでした。

リノコの審査通過率はたったの8%

リノコは全国にある約1万店の施工会社から厳選し審査を通過したのはたったの8.14%です。

リノコの厳しい審査基準の内訳は以下の通りです。

・リフォームの施工実績、経験が豊富である施工店であること

 

 ・しっかりと法令を順守した施工店であること

 

 ・独自の口コミ調査による審査に通過した施工店であること

 

 ・リノコの加盟規約を守り運用できる施工店であること

また、加盟できたとしても、評判が悪い業者はリフォーム案件を紹介してくれません。

リフォーム工事ごとにお客様にアンケートを取り、施工技術や接客態度など評判が良くない施工店は、改善されるまで次の仕事がもらえない仕組みになっているのです。

万が一不具合が出ても安心のリフォーム保証がある

リフォームの内容によってはどうしても不具合が出てしまう事がありますので、やっぱり不安ですよね。

リノコのリフォームなら、1年の工事保証が付いていますので、万が一不具合が出ても安心です

また、水廻りのリフォームなども合わせて検討している方には、水廻り機器など最長10年の長期保証も選べるのでとてもオススメです!

>>全国47都道府県対応可能なリノコはこちら

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まとめ

今回、外壁塗装業者に塗装と一緒に家の中のリフォームを依頼しても問題ないのかということについてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?

外壁塗装をしてもらうのは全く問題ない業者でも、家の中のリフォームとなるとトラブルになってしまう可能性があるという事がわかったと思います。

紹介してもらえそうなリフォーム業者一社にすぐ依頼するのではなく、まずは相見積もりで比較してみてはいかがでしょうか。

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