全体に傷や劣化が見られ、フローリングの張り替えを検討している方は、予算がいくらかかるかどうかが重要なところです。
しかし、傷んでしまった箇所が一部分で、全体を張り替えるのではなく、部分的な張り替えの場合は、色々なリスクも考えなければなりません。
フローリングを部分的に張り替える場合に起こるデメリットや、掛る費用について詳しく解説いたします。
フローリングの部分張り替え?一部張り替えとは?
まずは、「フローリング一部張り替え」と「フローリング部分張り替え」は同じ様で違います。
当サイト、リフォームの参考書では、全体に対しての洋室だけ張り替えることを一部張り替えとします。
一方、その洋室の中で、傷んだ箇所の数枚張り替えを部分張り替えを、部分張り替えとして説明させていただきます。
フローリングの部分張り替えのやり方について
基本的なフローリングの張り方ですが、フローリングは基本的にオスザネとメスザネ(オザネ・メザネ)で凸凹を組み合わせ、オスザネ側に釘もしくはステープルを打ちつけます。
ですので、例外が無い限りは基本的に一方向で施工していきます。
フローリングの部分張り替え方法とは?
フローリングの部分張り替えの場合は、メスザネの下場を切ってはめ込み、接着剤によって固定させることが一般的な方法です。接着剤が着くまでは、仮釘を使い固定させます。(仮釘は、接着剤が固まった後に抜きます。)
昔は、目地に目立たない様に細い釘を打ち、固定させることもありました。しかし、細い釘はいずれ床鳴りの原因になることが多かったため、現在の補修方法は仮釘を使う方法が一般的です。
サネを切らずに張り替えができる例外としては、壁際の張り終わり部分の張り替えです。
壁際であれば、サネをいかして張り替えることができますが、中間部分ですとサネをいかして張り替えることは不可能です。
張り替えに慣れていて、技術力がある職人さんは少しだけメスザネの下場を残し、引っかかる様に叩きこみサネを殺さずできる方法もありますが、これができる職人さんはあまりいません。
フローリングの部分張り替えのデメリットとは?
フローリングの部分張り替えは、対象の部分を剥がしてただ収めれば良いのでは?と思うかもしれませんが、そんなに簡単な事ではなく、数多くのデメリットがあります。
フローリングの部分張り替えは色が合わない
一部張り替えは同じメーカー、同じ品番でも色が合わない事が殆どです。
例えば、新築のマンションで同じメーカー、同じカラーでも、製造ロット番号が違うだけで色ムラになってしまうくらい色が合わないです。
サンプルで合わせ一見同じように見えてても、いざフローリングを張ってみると全く別の色合いになってしまうこともあるほど、色合わせは難しいのです。
ですので、年数が経てば経つほど、色あせや汚れなどにより、色がピッタリ合う可能性はかなり低くなります。
また、陽の光で見る床は殆ど気にならない色の差が、夜同じ場所をみると、照明の加減で全く違って見えてしまう事もあります。
更には、張り替え補修した頃はそんなに気にしなかった色の差が、年数が経過すればするほど、色の差が広がる傾向ももあります。
フローリングの部分張り替えはサイズが合わない
メーカーで廃番になっていることもあったり、合わさる部分のサネの形状が合わなかったりすることもあります。
フローリングメーカーは、何年かごとに製造を中止する種類があったり、色々な理由で、サネの形状が変更になることもありますので、そもそも形状が合わない事もあります。
仮に同一のものが見つかったとしても、ピッタリはまらない事も多々あります。その理由は、フローリングは伸縮するからです。
今住んでいるフローリング床は、湿気のある時期と乾燥している時期により常に伸縮を繰り返しています。
特にマンションですと、換気の方法や空調のかけかたによっても伸縮度合いが変わります。
本来のフローリング材のサイズより、1ミリ大きかったり小さかったりしますので、張り替える際、現場での細かい調整が必要になります。
張り替えるフローリング材と同じものを探すには?
フローリングを張り替える場合、リフォーム業者さんに現地調査を依頼し、サンプルなどから同じメーカー同じ品番を探します。
同じフローリング材をいつも使っている業者さんなら、倉庫にストックされている可能性もありますので、年数が多少経過していてもある程度色が合う可能性もあります。
マンションの場合は、同じ床材が手に入る可能性もある
マンションの場合で、築年数が何十年も経過していない場合は、マンションの備品として保管していることもあるので、管理人さんに聞いてみるのも良いでしょう。
実際に、マンション管理組合が保管していた予備材で張り替えをし、部分張り替えを違和感無く仕上げた事例も多くあります。
マンションの予備材の場合は、ケース単位ではなく1枚単位で譲ってもらえる場合がありますので、とてもお得に張り替えることが可能です。
フローリングの部分張り替えの費用はどれくらいかかるのか?
フローリングの部分張り替え費用は、とても割高になってしまいます。
割高になってしまう理由は、一枚だけを張り替えるのにも、一坪分もしくは半坪分の材料を購入しなければならないからです。
しかも、職人さんの一日分の工賃が掛るため、フローリング材代と合わせて5~6万掛ってしまう場合が多いです。
フローリング材をご自身で用意できたとしても、部分的に剥がして張り替える工事費用は、3万~4万掛ってしまうでしょう。
それならばもう少し予算を掛けて、洋室なら洋室を張り替えてしまった方が、後々に起こりうるリスクを考えると良いかもしれません。
賃貸物件でフローリングを張り替えるようになった場合
マンションやアパートなどの賃貸物件で、フローリングを傷つけてしまった場合は、どのような費用が発生するのでしょう。
賃貸物件でフローリングに傷をつけてしまった場合
通常の生活上で、フローリングに傷をつけてしまった場合は、張り替えではなく、傷補修費用として敷金精算になることが多いです。
傷補修とは、専門の職人さんがフローリングの傷に特殊な補修材を溶かし充てんします。フローリングの色や木目も綺麗に再現させ目立たなくさせます。
傷補修の費用は、傷の大きさや箇所数により差がありますが、2万~4万程度が一般的な相場です。
入居者の過失があった場合はフローリング張り替えになる
明らかに入居者の過失で、フローリングに大きな損害を与えてしまった場合は、張り替え費用を請求されます。
例えば、入居してから掃除や換気を殆どせず、フローリングにシミがつくほどカビだらけにしてしまったり、ペットの排せつ物の損害や無数の傷など。
このような場合は入居者の過失が大きい為、最低でも部分張り替え、最悪の場合は、全面張り替えを請求される可能性も考えなければなりません。
賃貸物件の張り替え費用は、不動産業者が絡むことにより割高になることが少なくありません。
部分張り替えの場合でも6万~8万。全面張り替えになると1Kでも20万程度負担になってしまった事例もあります。
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まとめ
結局のところ、フローリングの部分張り替えは有なのか無しなのかは一概に難しい判断ですが、築年数が浅く、同一材料が手に入るなら部分張り替えも有りかなと思います。
しかし、色が合っていてもサネを切って施工するので、年数が経過すると目違いを起こし、段差になってしまう可能性も考え判断をしましょう。
築年数が経過していて、同一材料が手に入らないなら、洋室だけなど区切りよく、部屋ごとに張り替えるのが理想です。
仕上がりを気にしない、とにかく安く済ませたい場合は、築年数に限らず部分張り替えも良いと思います。
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