リフォームの現地調査は絶対必要?正確な見積もりでトラブルを回避!

リフォーム調査

良さそうなリフォーム業者さんを選別したら、お見積もりをしてもらうこととなります。

リフォームというのは、自分が思ったよりも大掛かりな工事になってしまうこともあったり、そもそも工事ができない事もあります。ですので、正確な見積もりを取るには、小さなリフォーム工事でも現地調査(現調)が必要になります。

今回は、お見積もりのための現地調査は、具体的にどのような事をするのかまとめてみましょう。

リフォームの現地調査とは何を調査するのか?

現地調査というのは、図面や間取り図などから大まかな数量を測って見積もりを取るのではなく、実際に現地(現場)に行って、寸法などを実測して正確な見積もりをすることです。

寸法の他にも調査しなければいけないところがたくさんあるので、現地調査はどのようなところを見るのか詳しく解説します。

図面の寸法だけでは収まらないことも

例えば、キッチンの交換などは、既存の寸法と同じものを新しく入れるにしても、寸法を測り希望のサイズが入るかを確認しなければなりません。

家にある図面と実際に取り付けてある既存の物に違いがあることが多いので、どのリフォーム業者も必ず実測します。

調査するところは寸法だけではない

例えばキッチンの場合は、横縦の寸法、奥ゆきの寸法、床から天井までの寸法を細かく測らなければなりません。

キッチンのリフォームの場合は、各寸法を確認すれば良いだけではありません。他にも調査する項目は以下のことなどがあります。

  • 給水管や排水管
  • 電気配線
  • ガス管
  • 照明の位置
  • 下地の腐食
  • 搬出入経路

リフォームする建物、条件によっては、更に調査しなければならない箇所もあります。

浴室の現地調査も、既存の浴室サイズの確認、天井の中の懐の確認、腐敗している個所の確認、既存の給湯器などたくさん調査しなければなりません。

マンションの現地調査は搬入経路が重要

マンションのリフォームの場合、搬入経路の確認がとても重要なポイントです。

エレベーターの寸法や、狭い共用廊下の曲がり角の寸法など、大事な確認ポイントになっております。

現地調査をまともにしなかった悪質リフォーム業者の実例ですが、工事当日にエレベータが小さくて入らず、手揚げで搬入を試みるも、大きな搬入物が階段を曲がれず、結局工事不可になったそうです。

リフォームは取り合いの確認が大事

リフォーム業者は、既存の部分を残す判断をし、取り合う場所を現地調査で確認しなければなりません。

内装工事の場合で例をあげると、壁のクロスを貼るリフォームは下地の状態の確認しなければなりませんし、フローリング張り替える場合は、既存の床材の厚みや下地の絡みをしっかりと確認しなければなりません。

現地調査を疎かにして各所確認をしないと、リフォーム工事中に次々と問題が発生し、結果的に追加工事などで損してしまいます。

比較的簡単なリフォーム工事でも、施工する数量だけでは、正確な見積書を作成することはできません。

ですので、しっかりと時間を掛けて現地調査してくれるリフォーム業者を選びたいですね。

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リフォームの現地調査をしないで見積もりをもらえるの?

リフォームを問題なく成功させるには、必ず現地調査が必要ですが、現地調査しないでいくら費用が掛るのか正確に知りたいという方がいます。

しかし、現地調査をしないで正確な見積書を作成することは不可能で、必ず実際の工事時にずれてきます。

現地調査無しで見積もりが欲しい!

リフォーム会社に電話で問合せをして「大体いくら掛るの?」「現地調査しないで見積もりが欲しい!」という方がいますが、

リフォーム業者は、まともに答えないでしょう。

なぜなら、一度も顔を合わさず現地調査を嫌がって机上の見積書を欲しがるお客さんは、「相見積もり相手の価格を下げさせるための見積もり」と判断するからです。

特別な事情が無く、現地調査を希望しない見積もりは、本気でリフォームする気が無いと思われてしまうことが多いです。

現地調査できない場合の見積もりは少し高め

本当なら現地調査したいけど、色々な事情によってどうしても現地調査ができない場合もあります。

例えば、中古マンション購入時の契約の問題や、引き渡しの関係上どうしても現地調査できない場合もあります。

そのような場合の見積もりは、数量を多く見積もる傾向にありますので、現地調査した場合の見積もりよりも少し値段が高めになる可能性もあります。

なぜなら、リフォーム業者さんは実際の工事で損したくないからです。

現地調査無しでの見積もりは、数量以外予測が付かないまま見積書を作成します。ですので、予想される付随工事の金額が入っている可能性があります。

また、工事をそのまま発注する場合は、追加工事による費用の発生などの条件付きになることもあるので注意しましょう。

やはり、現地調査をしないで出る見積書は、信憑性に欠ける見積もりになるので、できる限り現地調査をした方が良いでしょう。

現地調査がどうしてもできない場合は、正確な図面や情報をできるだけ多く業者さんに渡すようにしましょう。

現地調査は有料なの?
一昔は、見積もりや出張調査費が有料な会社もありましたが、現在では相当特殊なリフォーム以外は殆ど無料です。

現地調査時に予算や希望を伝えて最善の提案をもらおう

現地調査時に、リフォームにいくら掛るのか正確な予算を把握するのはもちろん、あなたの希望に応じての提案など、親身になって考えてくれるかどうかも、業者選びの選ぶポイントにもなります。

リフォームの予算は言うべきか?

リフォーム業者さんは現地調査でのお見積もりの際、予算を聞くこともあると思います。

予算を聞かれたときに、「どうせ足元を見て、予算全部キッチリ持っていくんでしょ!」と心配される方も多いと思います。

しかし、「予算オーバーせずに多くの希望にこたえてあげたい」という良心的なリフォーム業者さんもたくさん存在します。

警戒する気持ちもわかりますが、「こういうリフォームを、これくらいの予算でしたい!」と打ち明けることによって、リフォーム業者さんから最善の提案をもらうことができるようになります。

激安にリフォームを済ませたいからと言って、「10万円で浴室を変えたい!」など相場観が全くずれてしまっているようなかけ引きは全く効果が無いです。

頑張って予算内に抑えようと考えている担当者から、良い提案がもらえなくなる可能性も少なくありません。

部分的なリフォームは割高になってしまうことも!

内装の壁クロスの事例をあげますと、例えば、6畳間洋室の壁紙が汚くなって、1面だけ剥がれている部屋があるとします。

一面だけを張り替えれば予算が少なくて済むと思いますが、実は全体を張り替えるのとあまり大きな差が無いのです。

というのは、1面だけの張り替えですぐに終わる工事でも、職人さんの1日の稼働保証をしているリフォーム屋さんが多いので、見積書は1人分(1人工)請求される場合が多いのです。

1面張り替え費用は1人工+材料費、諸経費込みで工事費30,000円程度必要な場合が多いです。

一面だけではなく、6畳間の壁全面の数量は約30㎡。単価1,200円としても約36,000円となります。

このような事例の場合は、あまり値段に変わりが無いことと、新しい壁紙との色柄の差の事を考えると、部屋ごとにリフォームした方がよさそうですね。

このような提案も、現地調査時にリフォーム業者さんと相談できることを考えると、直接会う現地調査はとても大切です。

リフォーム工事は予算と仕上がりのバランスが重要です。少しでも多くリフォーム業者さんから最善のアドバイスをもらいましょう。
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まとめ

初めてのリフォームの見積もりの場合、現地調査の必要性などあまり感じていなかったかもしれませんが、どんなに小さな工事でも現地調査は絶対に必要だということがおわかり頂けたのではないでしょうか?

最善な提案や良心的な価格でリフォームしてくれる業者を探すには、複数のリフォーム業者を比較することが一番です。

見積書だけでは中々見えにくい部分もあると思いますが、数社相見積もりを検討して、安心信頼できるリフォーム業者を見つけましょう!

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