リフォームは、知名度が高い大手のリフォーム会社に依頼するだけではなく、地元の工務店や更に小さな規模の工務店、もしくは個人事業主の一人親方に依頼する選択肢があります。
しかし、小規模な工務店などの会社ならリフォーム費用を抑えられ、とてもお得にリフォームできそうでも、施工技術やサービス内容に問題がないのか心配になりますよね?
今回は、検討しているリフォームが大手ではなく、地域に根差した小さな工務店や一人親方の職人さんに依頼でも問題ない理由などをまとめます。
検討しているリフォームは大手に頼む必要があるのか?
安心を買うと言う意味で、相場よりも高い値段でも大手にリフォームを依頼する方もいらっしゃいます。
しかし、必ずしも値段相応の満足度が高いリフォームをができるわけではありません。
大手のリフォーム会社でも意外に満足度が低い
小さな組織よりも多額の費用が掛るため、どうしても地域の相場よりも高くなってしまうのは仕方がありません。
高い理由は、特別高い技術を持った職人さんを使っているわけでもなく、特別良い商品を使っているわけではありません。
大手の会社を維持するためには、規模に応じて広告宣伝費や人件費その他諸々必要なのです。
ですので、一般的な規模のリフォームでは、「安心感はあるが、値段が高いだけで他にメリットが無い」という意見が多く、値段をかけた割に満足度が低いという結果になりやすいのです。
「これくらいのリフォームなら、地元の業者さんにお願いすれば良かった・・・」と後悔する前に・・・
あなたのリフォームは、大手にお願いすべきリフォームなのか?それとも地元の工務店で充分なのか、しっかり比較し検討しなければなりません。
小さな会社にリフォームを依頼する方が増えている
最近は、大手のリフォーム会社よりも小さな会社にリフォームを依頼する方が増えています。
なぜなら、最小限の費用で最大限のサービスを得られるため、満足度が高いからです。
しかし、小さな工務店ならどこでも良いわけではありません。小さな工務店で満足度が高いリフォームができる条件をまとめてみましょう。
- 適切なリフォーム費用
- 担当者の誠実さ
- 経験や知識を基にした提案力
- 専門知識な施工技術
- アフターサービスの対応力
- 職人さんの気遣いやマナー
- 利益が少ない工事でも請負う
それでは、一つずつ順番に解説してみましょう。
適切なリフォーム費用
リフォームで最も重要なことは、リフォームに掛る費用が適切であるかどうかです。
小さな工務店や職人さんでも、地元の優良なところに依頼をすれば、最小限の費用で済む可能性がありますので、とても満足度が高くなります。
しかし、満足度が高いこととは、単純に値段が相場と合っている、ずれているというだけの事ではありません。
小さな工務店なら、大手にはできないことがありますし、大手なら小さな組織ではできないことがあります。
適切なリフォーム価格と満足度の関係性は、値段に見合っているかどうかがです。
値段が高めの大手企業にも関わらず施工技術や対応が悪かったり、小さな組織であるにも関わらず、大手並みの値段を取る業者は、適切なリフォーム費用とは言えないでしょう。
担当者の誠実さ
キッチンやユニットバスの水廻りリフォームにしても、フローリングやクロス等の内装リフォームにしても、特別な機能付きの最上位モデルがあります。
キッチン、ユニットバス、トイレ、洗面化粧台は使いやすいかどうかの他に、お手入れがしやすいか。
また、フローリングやクロス等の仕上げ材は、傷や汚れが付きにくいかどうかなど、グレードがより高いものにはそれなりに付加価値があります。
しかし、機能性の物珍しさから、実感するのは最初だけで、実際にはその機能のメリットを感じない物がたくさんあります。
小さな工務店や職人さんは、あまり意味の無い高いものを勧めることはあまりしません。
なぜなら、多くのリフォーム依頼者の意見から、その機能に効果が有るか無いかを知っているからです。
リフォームする方に合わせて、必要かどうかを誠実に教えてくれることは、リフォーム費用を抑えるために最も重要な情報と言えるでしょう。
経験や専門知識を基にした提案力
小さな工務店は、必ずしも最初から総合リフォーム業で会社を設立していない場合があります。
大工工事や内装工事、給排水の設備工事、キッチン、浴室、電気空調工事、その他外壁関連の工事など、専門の職種から派生して総合リフォーム会社になる事が多いです。
専門知識が備わっている職種から派生したのかが分かれば、その会社の強みもわかります。
小さな組織でも大手に引けを取らないほど強みを生かした会社がたくさんありますので、リフォーム箇所の条件と合えば、大手よりも良い提案を得られる可能性が高いでしょう。
専門的な施工技術
小さな工務店や、職人さんに直接工事を依頼する場合、最も不安になるところは施工技術だと思います。
しかし、地元の小さな工務店とは言え、大手の職人さんと比べ施工技術が劣っているわけではありません。
なぜなら、施工基準が高い一流ハウスメーカーの工事や、超大手のゼネコン工事などの下請け経験が豊富な職人さんが多いからです。
アフターサービスの対応力
大手の会社は、工事完了後にアフターメンテナンスが必要な不具合が発生した場合、アフター専門の担当者が調査し、後日補修するところが多いです。
小さな会社でのアフターメンテナンスも、「すぐに対応してくれないのでは?」と不安になるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
地元での工事が多い職人さんは、すぐにその場で直せる職人さんが来て対応する場合が多いので安心です。
職人さんの気遣いやマナー
ひと昔は、小さな組織ほどマナーがなっていない職人さんがたくさんいたのは事実です。
約束の時間を守らない、口のきき方を知らない、タバコのマナー、車の騒音、服装などたくさん問題がありました。
しかし、そのような会社や職人は、どんなに腕が良くても食べていけない時代になり、ここ数十年で淘汰されてきました。
利益が少ない工事でも請負う
大手のリフォーム会社は、小さな工事を請負わないところがたくさんあります。
以前、ある大手の社員に話を聞いたことがあります。
数万円から十数万円の小さな工事の場合、あからさまに断るのではなく、値段を高くして諦めさせるそうです。
高くした金額でも大手に依頼する方はいるので、受注金額により工事を選んでいるという事なのでしょう。
しかし、地元で評判の小さな工務店は、小さな工事こそ自社の発展と考える会社もたくさんいます。
大手が断るような小さな工事でも、喜んで請負ってくれるかどうかが重要なポイントです。
リフォーム会社の規模に関わらず、年間を通じて依頼が絶えない会社は、このような満足度が高い結果を繰り返し、積み重ねています。
小さな工務店や一人親方の職人さんでも、これらすべての条件が整っていれば、必ず満足度が高いリフォームが可能です。
あなたに合ったリフォーム会社はどちらなのか
あなたが検討しているリフォームが、大手に頼む必要があるのか?それとも地元の小さな工務店で充分なのかを、今一度考える必要があります。
リフォームを依頼する場合は、工事の内容や担当者との相性があり、向き不向きがあることを覚えておきましょう。
大手のリフォーム会社の方が合っている方
大手のリフォーム会社の方が向いている工事は、設計士が必須な構造に関するリフォームや、500万以上掛るような大規模なリフォーム、マンションのスケルトンリノベーションなど。
見積もり、提案、打ち合わせに関しては、トラブルが起きないようにマニュアルに沿って進められる事が多いので、安心して任せられる可能性は高いと思います。
特に3Dパースなど完成を想定したイメージ図は、とてもわかりやすいので大幅な変更をかけるリフォームを検討している方に向いていると思います。
担当者のアタリハズレの差はデメリット
営業、見積もり、現場管理、施工など担当者がそれぞれ別になる事が多いので、人によってアタリハズレがあります。
知識や経験を持ち合わせた優秀な担当者が付くかどうかは、リフォームの規模や難しさによって比例します。
優秀な担当者は、基本的には複数の工事が絡み合う知識が必要なリフォーム案件や、受注金額が500万~1000万以上の案件に付くことが多いです。
会社の受注数や地域によって違いがありますが、300万以下のリフォームでは、まだ経験が浅い担当者が割り当てられることも少なくありません。
システム化された安定感、会社の知名度や資金力などの安心感を重視する方は、大手のリフォーム会社に向いています。
しかし、小さな工事は基本的に請負わない(諦めさせる)ことが多いので、気分を害さない様に注意です!
小さな工務店の方が合っている方
地元の小さな工務店の方が向いている工事は、戸建ての増築や構造を変更するような設計士が必要とされるリフォーム以外なら問題ないでしょう。
部分的な水廻りや内装リフォームはもちろん、下地を残したマンションの全面リフォームなども小さな工務店でも充分施工可能です。
また、小さな工務店は見積もりから現場管理、職人さんの管理など社長自ら一貫して行う事が多いです。
ですので、会社のブランドや資金力などの安心感よりも、社長のリフォームに対する考えが合えば満足度が高いリフォームが実現するでしょう。
おしゃれなデザインリフォームは少し苦手
一般的なリフォームなら問題ないですが、リフォーム雑誌に掲載するようなデザイン重視のリフォームは少し苦手な部分もあります。
例えば「ダイニングキッチンをおしゃれな都会のカフェ風にリフォームしたい!」が全く通じないこともあります。
リフォームの知識や経験が豊富な業者さんでも、時代に合ったセンスが乏しい場合は、満足いく結果にはなりません。
なぜなら、イメージを伝えたつもりで形になっても、使用する資材の選択によって意図したものができないからです。やはり材料選びもセンスですので苦手な物は苦手でしょう・・・
ですので、初回の現地調査や見積もり打ち合わせで、できそうかどうかの判断が必要です。
小さな工務店でリフォームを成功させる3つのポイント
大手のリフォームにしても、地元の小さな工務店にしても、リフォームを成功させる為のポイントは共通です。
小さな工務店や職人さんに直接依頼する場合は、特に重視しなければならないポイントを3つあげてみますので参考にしてください。
- 必ず相見積もりをする
- 見積書の受け取りは必ず直接会ってもらう
- 地元で長く工事をしてきた職人さんのアドバイスを聞く
それでは一つずつ解説していきますね。
必ず相見積もりをする
大手のリフォーム会社にしても、小さな工務店にしても、職人さんに直接依頼するにしても、リフォームの相見積もりは必ずしなければなりません。
なぜなら、一番安くリフォームできそうな職人さんに直接依頼しても、全く安くならない場合があるからです。
一般的に中間マージンを取らなさそうな小さい会社、もしくは会社の利益がそれほど必要なさそうな職人さんにリフォームを依頼すればお得にできるでしょう。
しかし、会社によっては大手の高い見積もり金額を知ってて、その高い値段から少しだけ安くして受注を狙う小さな会社もあります。
ですので、会社の規模に関わらず必ず2社~3社の相見積をして、地域相場を比較することが大切です。
「ウチより安いところは絶対無いので、相見積もりするだけ無駄ですよ・・・」と、相見積もりをさせないように持っていく会社は辞めた方がよいでしょう。
なぜなら、競合の方が安い、もしくはあまり差が無いことを知っているからです。
本当に安さや技術に自信を持っている会社なら、相見積もりは全く怖くないはずです。
見積書の受け取りは必ず直接会ってもらう
見積書の受け取り方は、メールや郵便の場合が多く、地元の工務店に見積もりを依頼した場合「ポストに入れておいて」と説明なしに総額ばかりに目を向けてしまいがちになります。
大手のリフォーム会社なら、しっかりと教育されたマニュアルのようなものがあり、見積書や提案書だけでもうまく伝える術を持っています。
しかし小さな工務店や、一人親方規模のリフォーム会社ですと、書面でうまく説明できない事もあり、伝えたいことが伝わらない場合もあります。
本当は口で伝えたい説明がたくさんあるのに、「見積書はポストにいれておいて」だと、説明できないことがあります。
地元で長く工事をしてきた職人さんのアドバイスを聞く
小さな工務店ならではの経験や事例など、営業トークではない生の声を聞くことが重要です。
地元ならではの情報は貴重
長年地元で仕事をしてきた職人さんには、その土地ならではの知識や経験が役に立ちます。
盆地ならではの寒暖差、雨や雪が多い地域、湿度が溜まりやすい土地、いつも潮風が強い住宅地など、その土地ならではのやっておいた方が良いリフォーム工事もあります。
今までの工事実績の中で、評判が良かったリフォームや、地域ならではのおすすめの仕様があれば聞くようにしましょう。
おすすめのメーカーや商品を聞く
キッチンやユニットバスの水廻りリフォームにしても、フローリングやクロス等の内装リフォームにしても、同じ商品を長年施工してきた実績から、メーカーにはわからない情報があるので、できるだけ詳しく聞く事が必要です。
【施工しやすいか】
施工しやすいということは、工期の短縮にもなりますし、職人さんがストレスなく工事できる商品はおすすめです。
【不具合が出にくいか】
リフォームは、商品の良し悪しによって施工不良のようになってしまうものもあります。
職人さんが長年施工してきた実績で、不具合が出にくいものはおすすめできるでしょう。
【コストに合ったものか】
リフォームの商品には必ずグレードがあります。最上位のグレードでも、コストに合ったものかどうかは全てのグレードを知り尽くした工事担当者でないとわかりません。
コストをかけてでも最上位にした方がより良いのか、一番低いグレードでもあまり差が無いので充分なのかを聞くことはとても貴重です。
規模が小さくても腕が良くて安く工事してくれる会社を探す
実は、地元で評判の小さな工務店や一人親方の職人さんは、簡単に見つかりません。
なぜなら、口コミ紹介だけで年間を通して仕事が切れないので、自社を売り込むような広告や、ホームページを利用していないからです。
優良リフォーム工事店として、存在していることすら気付かれていない会社がたくさんいるのです。
仮にホームページがしっかりつくられていて、一見しっかりしてそうな会社に見えても、適当な工事をして利益を得る会社もいれば、工期を平気で遅らせる会社も少なくありません。
情報が少ない為、優良なリフォーム会社かどうかを見分けるのは、とても難しいのが現状です。
では、どうすれば小規模な優良リフォーム工事店を探すことができるのか?
それは、優良工事店ネットワークで探すことです。
優良工事店ネットワークがおすすめ
あなたがお住まいの地域で、加盟している優良リフォーム工事店を無料で紹介してくれるネットワークがおすすめです。
優良工事店ネットワークがおすすめできる理由は4つあります。
- 加盟できる会社の審査が厳しい
- 加盟し続けるのが難しい
- 足りない部分は事務局がフォローする
- リフォームの青本が無料でもらえる
それでは、一つずつおすすめできる理由を詳しく解説してみますね
加盟できる会社の審査が厳しい
優良工事店ネットワークは、全国各地で小規模の工務店など、厳しい審査に通過したリフォーム会社が加盟しています。
他のリフォーム一括見積もりサイトでも、加盟審査が厳しいと言っているところもありますが、実際にはそれほど厳しくないところも多いです。
特に、加盟店の社数ばかりを推しているリフォーム一括見積もりサイトは、多くの業者を集めるため、それなりの工事実績でも加盟できる場合があります。
優良工事店ネットワークは、加盟申し込み全体の約10%しか登録できない程、本当に厳しい審査ですので信頼度は抜群です。
加盟し続けるのが難しい
優良工事店ネットワークに、加盟し続けられるリフォーム工事店は優良会社の証です。
なぜなら、お客様自身が審査員となり、評価が悪い会社は退会させられるからです。
評価内容は、
・プロとしての提案力があったか
・技術力は確かなものか
・常に誠実であったか
・マナーや態度に問題が無かったか
・適正な価格であったか
・迅速に対応したか
これらを総合的に評価しますので、総合評価がいつも良い会社は、優先的にお客様を紹介してもらう事ができ、反対にいつも評価が悪い業者は紹介されません。
お客様による第三者評価は、最も信憑性が高いので、紹介してくれる業者は安心です。
足りない部分は事務局がフォローする
リフォーム価格が安く、工事に関して超一流でも、3Dパースを使った提案やアフターなど少し不得意なところもあるのは事実です。
しかし、加盟店に足りない部分である、3Dパースでの提案やアフターを優良工事店ネットワーク事務局がフォローしてくれます。
地域の工務店と、優良工事店ネットワークがチームとして組むことにより、大手並みのサービスになるので安心です。
リフォームの青本が無料でもらえる
無料でもらえるリフォームの青本は、リフォーム会社探しの虎の巻です。
リフォームの青本を読むことで、一般消費者が知ることができなかった秘密の情報や、トラブルに巻き込まれないための必要最低限のリフォーム知識が身に付きます。
しかし、無料でもらえるリフォームの青本を請求したからと言って、訪問や電話での営業活動はありませんし、必ず依頼しなければならないわけではないので安心です。
すぐに優良業者を探したい方、まだ本格的にリフォームを検討していない方
いずれにせよ、あなたのリフォームを成功させるための本ですので、今後のためにもリフォームの青本を請求することをおすすめします!
まとめ
リフォームは、大手に依頼した方が良いのか?それともお住まいの地域にある小さな工務店にリフォームを依頼した方が良いのか?
と言う事についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
あなたが検討しているリフォームが、大手に依頼することで確実に成功するわけではないことがお分かり頂けたと思います。
リフォームの成功とは、金額に見合った工事をしてもらう事で、できれば最小限の費用で最大限のサービスを得ることです。
「このリフォーム会社に頼んで本当に良かった!また何かあったらこの業者に依頼しよう」
そして、リフォームを検討している友人にも、おすすめしたくなるような満足度の高いリフォームは、大成功と言えるでしょう。
あなたのお住まいの地域で優良工事店を探し、リフォームを成功させるためには、まず優良工事店ネットワークの「リフォームの青本」を無料請求することから始めてみてはいかがでしょうか!
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