在宅でのリフォームであれば、リフォーム工事中毎日見ることができますが、仮住まいのでのリフォームや、中古住宅購入時のリフォームの場合そうはいきません。
やはり「進捗状況はどうなのか?」「しっかりと工事してくれているか?」ということなどとても気になるでしょう。
今回は、リフォーム中の現場に見に行く事について、確認すべきところや注意しなければならない事などをまとめて解説しますね。
リフォーム中に見に行きたいけど実は迷惑なのでは?
リフォーム中に、進捗状況や仕上がり具合を確認しに現場に行きたいけど、「工事の邪魔をしてしまうのでは・・・」と気が引けてしまう方が多いです。
しかし、遠慮はいりません。リフォーム工事中でも遠慮なく見学しに行きましょう!
リフォーム中の現場を見に行くだけではなく、確認すべきポイントを覚えてからリフォーム中の見学に行くとより良いです。
リフォーム工事中に見に行って確認することとは?
リフォーム中に見に行く時、最低限確認すべきポイントは以下の通りです。
- 工程通り進んでいるか
- 養生が傷んで剥がれていないか
- 職人さんを一度は見ておく
それでは、一つずつ詳しく解説しましょう。
工程通り進んでいるか
詳しい事がわからなくても、現場の見学に行く日に「今日は何の工事をしているのか?」ということが工程表を見ればわかります。
長期のリフォームは、工程通り進んでいるかどうかがとても重要になりますので必ず確認しましょう。
気になる工事の日に見に行きたい!
とても仕上がりを楽しみにしている工事や、興味がある工事は、どのように施工するのか見てみたいですよね。
しかし、特定の工事を見学したい場合は、前もって担当者に「現場見学をしたいです」という事を伝えましましょう。
なぜなら、工事が工程通りにするとは限らず、見たい工事が見れない可能性があるからです。
リフォーム工事は、常に工程表通りで進むのが望ましいですが、色々な工事が絡む場合は、工程が前後することがあります。
工事内容によっては、一日前倒しで終わっていることもありますし、他業種の絡みで1日遅れることも少なくありません。
工程から遅れているけど問題ないの?
工程表を確認し、内装工事の見学に行ってみると「昨日仕上げが終わっているはずなのに、まだ終わっていない・・・」ということがあります。
工事の遅れが生じている場合は、このままで問題ないのか心配になるかもしれません。
しかし、遅れている工事内容にもよりますが、フルリフォーム等の大掛かりな内装工事の場合、工程表から1日くらい遅れているからと言って不安になることはありません。
なぜなら、工程は余裕を見て作成していて少しの遅れは想定内であることも多いからです。
キッチンやユニットバスなどの水廻りのリフォームの場合は、解体から完成までの日にちがずれることは、基本的にはありません。
ですので、水回り関連の遅れが生じている場合は、トラブルになりやすいので一度確認すべきです。
かわかりにくい場合は、常駐の職人さんに工程について聞いてみると良いでしょう。
養生が傷んで剥がれていないか
養生は仕上がった箇所、もしくは既存の部分を残す場合、引き渡しまで養生材で傷や汚れを保護することです。
養生の状態を確認する
大掛かりなリフォーム現場ほど、多くの職人さんが出入りしますし、大量の資材が搬入されます。
人も物も出入りが多い現場は、どうしても養生が傷んだり、剥がれてしまうことが多いです。
養生がしっかりしていないと、保護できずに傷がついてしまう可能性がありますので、養生の状態を確認することが重要です。
簡易的な養生で済まされていないか
リフォーム会社によっては、養生費を取っているにも関わらず、適当な段ボールや壁紙などで養生している会社もあります。
養生費が数万円見積もりに載っているのであれば、余りものではなく専用の養生材を使用すべきですので、担当者に指摘しても良いでしょう。
>>「リフォーム養生でわかる良い業者と悪い業者」の記事はコチラ
職人さんを一度は見ておく
あなたの大切な家のリフォーム工事が、どんな職人さんが工事してくれているのか、一度は見た方が良いでしょう。
腕の良い職人さんが更に良くなる
優良リフォーム会社は、あなたの顔を知っているか知らないかで、手抜き工事をすることはありません。
しかし、あなたのことを知った上で工事することは、より良いものができる環境になるでしょう。
お互いの顔を知り、コミュニケーションを取ることで、間違いや施工不良などの問題が起きにくくなるものです。
コミュニケーションを取るなら15時ごろ
リフォーム中に現場を見に行く時、できるだけ職人さんとコミュニケーションを取ることが望ましいです。
あまり気をつかう必要はありませんが、「お仕事お疲れ様です!」と声を掛けるだけでも職人さんはいつもよりも気持ち良く仕事ができるものです。
コミュニケーションがとりやすいのは、15時ごろです。
リフォーム中の見学は、行くことを事前に伝えるべきか?それとも伝えず行って大丈夫か?
基本的に事前連絡の上、現場見学をした方が良いです。
なぜなら、塗装工事や床工事など工事内容によっては、現場に立ち入ることができない場合もあるからです。
しかし、事前に連絡してから見学に行く場合、普段の状態を見ることができないこともあります。
いつも綺麗にしていない現場が、あなたが行くその日だけ綺麗に繕っていることもあるので注意です。
職人さんが帰った作業終了後に確認すべきこととは?
リフォームの現場を見に行き、確認すべきところは昼間だけではありません。
抜き打ちチェックの様な感じですが、職人さんが帰った後の現場を確認することも重要です。
- 綺麗に整理整頓されているか
- 作業後電源をしっかり落としているか
こちらも、一つずつ詳しく解説してみますね。
綺麗に整理整頓されているか
現場が常に整理整頓されている現場は、信頼できるリフォーム会社に当てはまる条件のひとつです。
綺麗な現場は、電動工具や腰袋などは1か所にまとめられていて、建築資材は整然と並べられています。
しかし、ゴミが散らかっていたり、道具や資材がバラバラに置いたまま帰っている現場は、せっかく綺麗にした仕上げ材に傷が付きやすい傾向があります。
ですので、職人さんが一日の作業を終えて帰った後、抜き打ちで一度確認しに行っても良いかもしれませんね。
作業後電源をしっかり落としているか
職人さんが帰った後に、電源が切られているかを確認しましょう。
職人さんは、一日の工事終了時に必ず電源を全て落としてから帰りますが、稀に切り忘れで苦情に発展する事も多いです。
例えば、マンションのリフォームで多いのが部屋の照明を付けっ放しで帰ってしまうことです。
マンションは、どの部屋がリフォームしているか掲示板ら回覧板などで誰でもわかっています。まだ入居していないはずの部屋の照明が夜中に付いていると、「まだ作業しているのでは?」となり、苦情に発展する可能性があります。
他にもエアーコンプレッサーの電源が入ったまま帰宅して、夜作動してしまい騒音による苦情が出てしまった事例もあります。
リフォーム工事中の電気代はお客様負担です。
無駄な電気代を支払わないためにも、しっかり電源を落として帰っているか確認して、必要であれば担当者に指摘するべきですね。
リフォーム工事中に見に行く際、注意なければならないこと
リフォーム工事中の現場を見に行くことは良いことですが、職人さんからしたら迷惑になってしまう事も少なくありません。
リフォーム工事中に見に行く場合は、以下の事に注意しなければならないので、覚えておくようにしましょう。
- 職人さんの手を止めない
- 子供はなるべく連れて行かない
- 追加や変更工事は職人さんに直接依頼しない
それでは、注意すべきことを一つずつ確認していきましょう。
職人さんの手を止めない
職人さんは、あなたが話しかけてきたら作業の手を止めてできる限り丁寧に説明してくれるでしょう。
作業中に話しかけてばかりですと、工事が進まなくなってしまう事もあります。
「今日終わらせるのがギリギリかもしれない・・・」と切羽詰まった状況では、話し過ぎると工程に影響が出てしまいます。
職人さんに聞きたいことがある場合は、なるべく手短に済ませるように心がけましょう。
子供はなるべく連れて行かない
リフォーム工事現場に、小さな子供を連れてくる方がいますが、なるべくなら連れていかない方が良いです。
なぜなら、リフォーム工事現場は、危険な工具や資材がたくさんあり怪我をしてしまう可能性があるからです。
目を離した隙に、電動工具のスイッチを押してしまったら取り返しのつかない事になり兼ねないです。
特に電動工具で切断した材料は、とても鋭利になっているので、大人でも簡単に怪我してしまうほど危険なのです!
追加や変更工事は職人さんに直接依頼しない
リフォーム中の現場を見に行く際、当初の予定とは違う変更を職人さんに直接依頼することは避けなければなりません。
追加工事が変更できる類のものなのか?変更費用が掛るかどうか?などは、担当の職人さんでは判断できないことがあります。
必ず、見積もり担当者や現場監督に話をしてから職人さんに直接お願いしましょう。
まとめ
今回は、リフォーム工事中に行く時、確認すべきところと、注意すべきところをまとめてみました。
リフォーム中には、ただ見に行けば良いものではなく、あらかじめ知っておくべきことがあるという事がわかったと思います。
リフォームを成功させるためには、確認すべきところをしっかりチェックし、注意すべきところも知っておくことが大事です。
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