エアコンが臭い原因はカビの繁殖!カビ臭い部屋はリフォームも検討

エアコンをつけると発生する嫌な臭いは、本当に多くの方が悩んでいます。

フィルターを掃除しても、消臭スプレーを使っても改善されないエアコンは、どのような改善方法があるのでしょうか?

今回は、エアコンが臭くなってしまう原因や改善する方法、カビ臭い部屋のリフォームについても詳しくまとめてみます。

エアコン独特の嫌な臭いはカビが原因

エアコンの臭いの原因は、「カビ」です。

夏のエアコン内部はとても湿度が高く、カビが繁殖するためには絶好の環境になってしまっていることが多いです。

特に、フィルターのメンテナンスを怠っていると、溜まってしまっているホコリがカビにとって繁殖しやすい環境になり内部まで広がります。

カビが内部まで繁殖したエアコンは、カビの胞子がクーラーの風と一緒にカビが排出されるので、あの独特な嫌な臭いが出てしまうのです。

エアコンの吹き出し口に黒い点々があるなら、間違いなく内部はカビが繁殖していると思ってよいでしょう。
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自分でできるエアコンのメンテナンス

カビが繁殖しやすい環境をつくらない様にするには、エアコンのフィルターを適切な方法でメンテナンスすることです。

エアコンのフィルター掃除は、大切なポイントが3つあります。

  1. フィルターの掃除は溜まってからでは遅い
  2. 掃除機で吸うだけの掃除はダメ
  3. エアコン専用のスプレーは使用しない

それでは、一つずつ詳しく解説していきましょう。

フィルターの掃除は溜まってからでは遅い

エアコンのフィルターは、目に見えるほどホコリが詰まった状態になってから掃除していませんか?

目に見えるほど溜まってからでは、エアコン内部までカビの原因となる環境をつくってしまいますので、定期的に掃除しましょう。

お住まいの環境や使用頻度によってホコリの溜まり方に差がありますので、まずは1週間くらいでどれくらいのホコリが溜まっているのか確認し、適切な頻度で掃除するのが理想です。

掃除機で吸うだけの掃除はダメ

エアコンにフィルターを装着したまま、溜まったホコリを掃除機で吸うだけの方もいますが、その方法では完全に除去することはできません。

必ず外して中性洗剤を使ってしっかり汚れを取りましょう。

フィルターの水洗い後、すぐに装着してしまうのはあまり良くありません。濡れたままでは故障の原因も考えられますので、しっかりと乾燥させてから装着しましょう。

エアコン専用のスプレーは使用しない

臭いを取るために、エアコン専用の洗浄クリーナースプレーなどを使用するのは、あまりおすすめしません。

なぜなら、スプレーで奥まで掃除したつもりでも、フィルターの後ろのフィンの奥にカビやホコリを押し込めてしまうこともあるからです。

また、スプレーした洗浄液が内部に残って、カビが繁殖してしまう原因も考えられます。

消臭系のものは、そのときは臭いが取れてきれいになったと、効果を感じるかもしれませんが、数日間で臭いがさらに強くなってしまうこともありますので注意です。

一度繁殖ししまうと、自分でできる範囲での掃除では解決しないことが殆どです。

ですので、こまめにフィルターを掃除し、ホコリを溜めないようにすることが、一番の予防策になります。

エアコンの内部洗浄は効果的

エアコンのカビ臭さを改善するには、やはり専門の業者さんにエアコン内部洗浄をしてもらうことが一番効果的です。

エアコンの内部洗浄をするメリットとは

  • 分解洗浄により奥までがクリーニングできる
  • エアコン効率がアップし電気代が節約ができる
  • アレルギー疾患の予防になる

それぞれのメリットを一つずつ解説してきましょう。

分解洗浄により奥までクリーニングができる

エアコンの内部洗浄は、エアコンのカバーや吹き出し口を分解して、高圧洗浄によりエアコンの奥に潜むホコリやカビを取り除きます。

特に長年放置していたエアコンは内部洗浄により違いが歴然、ピカピカになります。

汚れを洗い流し集めた水を見ると、「エアコンの中はこんなに汚れていたのか!」と驚くほど真っ黒になっています。

エアコン内部洗浄をした方の多くが、専門業者に依頼して良かったと満足度が高い効果が得られるでしょう。

エアコン効率がアップし電気代が節約できる

エアコンの内部までホコリや汚れが溜まっている場合は、運転効率が悪く無駄な電気代を支払っていることになります。

エアコンの内部洗浄することにより、負荷なく運転できれば電気代を節約できるでしょう。

アレルギー疾患の予防になる

エアコンの臭いが気になる程では無くても、エアコンをつけると咳やくしゃみが出るようなアレルギー症状を発症する方もいます。

例えば、夏になると発生する「夏型過敏性肺炎」「アレルギー性鼻炎」などはエアコンに関係している場合がありますので、まずはエアコン内部洗浄をするべきです。

なぜなら、エアコンの内部洗浄をしただけで、エアコン特有のアレルギーが改善された方が多いからです。

エアコンの使用を控えて症状を抑える方もいますが、部屋からカビが無くなったわけではないので、できるだけ早めにエアコン内部洗浄を検討しましょう。

注意

エアコン内部洗浄は自分でもできるのか?

YouTubeなどで「自分でやるエアコン洗浄方法」など紹介されていますので、自分でできないこともありませんが、十分注意してやらないと故障してしまうこともあります。

エアコンの機種によっては、専門業者でも内部洗浄を断る程、デリケートなものもありますので、内部洗浄できるエアコンかを事前に調べておくようにしましょう。

エアコンを壊してしまって、結局新しいものを買い替えることにならない様に注意です!

エアコン内部洗浄だけでは解決しないことも

新しいエアコンに買い換えてまだ2年なのに臭う・・・

去年エアコン内部洗浄をしたのにすぐに臭う・・・

エアコンは機械の内部を掃除するだけでは、根本的な解決にはならないことがあります。

なぜなら、既に部屋中カビの胞子が撒き散らされて、部屋自体がカビが繁殖している可能性が高いからです。

すでに部屋中にカビが広がっている

エアコンの内部洗浄をしても、すぐに臭くなってしまう部屋は、部屋全体にカビの胞子が広がっている可能性が高いです。

カビが広がっているお部屋の特長は荷物が多く、風の通り道が無くよどんでいます。

既にサッシのレールやゴム部分にカビがついていたり、普段動かさない家具裏のクロスに少しでもカビがついているなら、部屋全体にカビの胞子が広がっていると思ってよいでしょう。

マンションの北側の洋室はカビやすい

機密性が高いマンションで注意しなければならないのは、陽があたらないマンションの北側部屋です。

一般的なマンションの間取りで言うと、共用廊下側の玄関隣の洋室が多いかもしれません。

特に共用廊下側の洋室は、近隣住人が頻繁に通行するため、長時間窓を開けての換気はしづらいはずです。

窓を閉めっぱなしで換気しない夏場の部屋は、湿気がたまりやすくなり、カビが繁殖しやすくなってしまいます。

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根本から改善するにはリフォームも必要

エアコンをつけなくても何となくジメジメしているカビ臭い部屋は、エアコン内部洗浄だけでは改善しないこともあります。

根本的に改善させるには、エアコンの内部洗浄の他に以下のリフォームも検討してみましょう。

  • 壁や天井のクロス張替え
  • 調湿タイルのリフォーム

壁や天井のクロス張替え

天井や壁の角や、窓廻りのクロスにカビが発生しているのであれば、クリーニングだけで除去することはとても難しいと思ってよいでしょう。

カビの汚れが目立ったり、経年劣化している部屋なら、クロスを張り替えることにより部屋のカビ臭さは殆ど改善されます。

ですので、エアコン内部洗浄と同時に、クロス張替えのリフォームをすることが最も効果的です。

>>クロスの張り替えについて詳しい記事はコチラ

クロスが剥がれている部屋は要注意!

クロスが剥がれてきている個所が多い場合は、壁や天井のボードにカビが繁殖して下地が傷んでいる可能性もあります。

なぜなら、ビニールクロスにはカビがつきにくくても、下地の石膏ボードは湿度を溜めこみやすくカビが繁殖しやすいからです。

更に剥がれている所が真っ黒にカビていて、ボードが簡単に崩れるような場合は、部分的に下地を交換しなければなりません。

調湿タイルのリフォーム

部屋全体にカビが繁殖している場合は、クロスの張り替えが効果的ですが、湿度による影響でまたカビが再発してしまうこともあります。

部屋の条件が悪く、湿度が70%~80%になってしまう部屋は、カビがすぐに発生しますので、カビの発生しにくい湿度を保ってくれる「調湿タイルのエコカラット」がおすすめです。

>>エコカラットについて詳しい記事はコチラ

その他効果的なリフォーム
他にも、マンションの北側の部屋対策には、窓のリフォーム「インプラス」が効果的です。

>>インプラスについて詳しい記事はコチラ

まとめ

エアコンの臭いの原因はカビ、と言う事についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?

一度カビてしまった部屋を何年も放っておくと、大掛かりなリフォームをしなければならない状態になってしまいます。

エアコンの臭いが出てしまったら、早めにエアコンの内部洗浄し、必要であればクロスのリフォームやエコカラットなども検討してみてはいかがでしょうか。

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