中古の戸建てやマンションを購入し、リフォームのことや引越しのことなど調べていると、「中古住宅のお祓い」という言葉が出てきて、考えもしなかったことが気になっている方も多いと思います。
今回は、中古住宅を購入してリフォームする際、お祓いをした方が良いのか?という事についてまとめてみます。
中古住宅を購入しリフォームする前のお祓いは必要なの?
中古住宅購入後のお祓い、家祓い(やばらい)は、その家に残る陰気や邪気などを祓うこととです。
そして、家に住ませて頂くために神様にごあいさつすることは、家族が健康で、安心して末永く住む上でとても大切なことです。
お祓いに全く関心が無いのであれば、無理にする必要はありません。
しかし、中古住宅を購入しリフォームを検討していて「やっぱり、お祓いした方が良いのだろうか?」と少しでも気になる方は、検討してみてはいかがでしょうか。
お祓い(家祓い)をした方が良い理由とは
お祓いをした方が良い理由は、以前住んでいた人の履歴やその土地の気など、長い年月の間に何があったかわからないからです。
特に中古住宅を購入してリフォームをする場合は、以下2つの理由でお祓いをする方が多いです。
- 前の住人さんの穢れ(けがれ)
- 職人さんや建築資材
前の住人さんの穢れ(けがれ)
中古住宅では、以前住んでいた人の「気」が残っていると言われています。
特に中古物件の場合は、より良い住まいにステップアップするために売却したというよりも、何かしら良くない理由で家を売却せざるを得ない状況になり、手放した可能性がとても高いです。
例えば、病気や怪我によって仕事をすることができなくなり、住宅ローンの支払いができなくなって売却したり、離婚などの理由で売却しなければならなくなった事例も数多くあります。
中古住宅が増加している中、以前住んでいた方の気を浄化して新たな生活を迎えるという考えの方が増えています。
職人さんや建築資材
以前住んでいた時は、家族に何も問題が無かったのに、リフォームしてから色々問題が起こるようになったという話も聞きます。
中古住宅を大掛かりにリフォームする場合は、職人さんがたくさん出入りしたり、様々な場所から建築資材の搬入もあります。
中古住宅の悪い気、出入りする職人さんの気、色々なところから集まる住宅建材の気などが家の中で入り乱れてしまう事もあるようです。
お祓いしてもらうために準備するものとは?
お祓いは、多くの方がはじめてだと思いますので、必要な物をまとめてみますね。
お祓いしてもらうために必要なものは以下の通りです。
- お祓い初穂料(はつほりょう)を用意する
- お供え物の準備
お祓い初穂料(はつほりょう)を用意する
お祓い初穂料、神様に奉納するお金は、お住まいの地域によって多少の差がありますが、一般的に3万円~5万円くらい用意しておくとよいでしょう。
来て頂く神社から自宅までの距離が遠い場合は、交通費が別途発生しますので、事前に確認しておくと良いです。
お供え物の準備
神前にお供え物をする献饌(けんせん)は、
お米
塩
お酒
水
野菜
果物
海の物
塩は必ず天然の粗塩を準備
お米は一合、お酒一升、塩はご自身でお清めすることも考えて多めに準備しましょう。
お米やお酒は注意する必要があまりないので心配いりませんが、注意しなければならない物は塩です。
食事や料理の時に使う「食卓塩」は、正確には塩ではありませんので、必ず天然の粗塩などを用意しましょう。
野菜や果物は彩り鮮やかに
準備しておく野菜や果物は、できるだけ彩り鮮やかなものがたくさんあると良いでしょう。
大根やカブ、にんじん、キュウリ、ナス、さつまいも、白菜、ほうれん草などあれば良いと思いますが、季節ごとに旬の野菜も加えるとより良いでしょう。
果物は、一般的にりんご、みかん、もも、ぶどう、バナナなど、こちらも彩り鮮やかな物を揃えましょう。
たくさんの野菜や果物を揃えるのが難しい場合、最低限各3種類は準備するようにしましょう。
ご自身で栽培された形が悪い野菜や果物でも、とても良いお供えになります。
住む土地で取れた野菜や果物は、形が悪くても神さまにとっては、スーパーで売っている物よりも特別なご馳走になるのです!
海の物は尾頭付きの魚を準備
海の物では、基本的に尾頭付きのお魚で鯛やヒラメなどを準備しましょう。
生の物が理想ですが、干物でも良いと言われています。
その他に乾物の昆布やワカメ、するめ、鰹節なども用意すると良いでしょう。
お祓いはいつしてもらうのが良いのか?
中古住宅のお祓いは、引越しする寸前では無く、余裕を持って入居する2週間~3週間前にしてもらう方が良いでしょう。
リフォームする場合は、職人さんが安全に工事ができることも考えて着工前にお祓いしてもらうと良いですが、職人さんの出入りによる気の良し悪しが気になる方は、工事完了後にお祓いしてもらっても良いでしょう。
お祓いする日取り
お祓いする日取りは、神社によっては神道と六曜は関係性が無いという考えもあります。
しかし、やはり仏滅は避けておきたいというのが日本人ですので、大安や友引にお祓いをお願いする方が多いです。
お祓いして頂く神社と相談して、なるべく余裕を見て決めるようにしてください。
リフォーム前にお祓いをした後に、工事後の職人さんの気を自分でお清めするのも一つの案です。
自分でお清めする場合は、天然の粗塩を土地や家の中に撒くと良いでしょう。
こちらも地域によって違いがあるようなのですが、家の入口や部屋の四隅に塩を盛る、いわゆる盛塩は正式にはお清めではないと言う考えもあります。
詳しくは、お払いして頂く地元の神社に聞いてみてくださいね。
まとめ
中古住宅を購入してリフォームする場合、お祓いが必要かどうかということについてまとめてみましたがいかがだったでしょうか?
今回は、直接リフォームのアドバイスではありませんでしたが、少しでも参考になったのであればうれしいです!
家族全員が安心して末永く住むために、お祓いをするべきかどうかを話し合ってみてくださいね。
コメントを残す