リフォーム工事の事前準備とは?工事開始日までにやっておくべき事

リフォーム前の片づけ

リフォームの工事日程が決まりましたら、工事当日までにいくつかの事前準備が必要です。

リフォーム工事の事前準備は、住みながらのリフォームと、入居前のリフォームでは少し違いがあります。

今回は、リフォーム工事開始日までにやっておくべき事前準備を、在宅リフォームと未入居リフォームのケースに分けて解説しますね。

在宅リフォームの場合、前日までに作業スペースの片づけをする

作業場

在宅リフォームの規模によって差がありますが、作業スペースや資材搬入場所のスペースを確保する必要があります。

戸建の場合とマンションなどの集合住宅の場合では、多少違いがあるので順番に解説します。

戸建の場合

戸建の庭やガレージがある場合は、作業スペースや搬入資材の保管場所になることが多いです。

リフォーム担当者から庭の荷物移動や、車の移動など事前に指示があると思いますので、余裕を持って準備しましょう。

庭やガレージが使える場合

作業スペースはリフォームする場所から一番近くて、広くスペースを取れる場所になります。庭など作業スペースがあっても、リフォーム対象場所まで距離がある場合は近さが優先となることが多いです。こちらも当日に慌てることの無い様に、事前に打ち合わせしましょう。

キッチンやユニットバス等のリフォームは、資材置き場と作業スペース共に、広範囲に使用することもあります。

可能であれば、片づける範囲を広げて、充分なスペースを確保できるとより良いです。

庭やガレージが使えない場合

庭やガレージが使えなくても、リフォーム会社さんは部屋の中が汚れない方法を第一に考えますので何も問題ありません。

庭やガレージが使えない場合は、室内で作業するための集じん機というものを使います。

集じん機とは、資材を切ったり削ったりするときに出る屑を吸い取りながら加工するもので、強力な掃除機をつなげた工具と思ってください。

マンションの場合

マンションの場合は、まずはお住まいのマンションルールを事前に確認しましょう。

マンションによっては、資材を共用廊下に仮置きもできなかったり、加工作業自体も禁止しているマンションもあります。当日になって搬入できないとか作業できない等トラブルにならない様に確認しましょう。

一般的に殆どのマンションは、一時的な仮置きや多少の作業許可が出る場合でも、資材や工具を翌日まで置くことは不可能です。

一日で終わらない工事の場合は、室内に置く場所を確保しなければならないので、搬入物の大きさなど事前に聞いておくとよいでしょう。

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未入居でのリフォームは鍵の受け渡しと電気・水道の契約を忘れずに

未入居でのリフォームで、当日にトラブルになりやすいことは以下の3点です。

  • 鍵の受け渡しや管理方法を確認しておく
  • リフォーム前に電気の契約をする
  • リフォーム前に水道の契約をする

それでは、未入居リフォームでトラブルになりやすい事を順番に解説しますね。

鍵の受け渡しや管理方法を確認しておく

鍵の受け渡し

中古のマンションや戸建てを購入し、未入居の状態でリフォームする場合や、大掛かりなリフォームで仮住まいの方は、鍵の受け渡し方法を決めなければなりません。

当日立ち会いができない時や、第三者に依頼をした場合などに、鍵の受け渡し方法の伝達ミスによって工事ができないトラブルがあります。

立ち会いができない場合は、工事用にリフォーム担当者さんに貸し出しますが、鍵の本数に予備が無い場合などは、キーボックス管理をしましょう。

キーボックスとは、一般的に細いパイプや鉄柵等などにくくりつけ、中に鍵を入れて関係者で共有するための物です。キーボックスは、工事関係者だけに番号を教えて、特定の数字をあわせて解錠できるようにして管理します。

MEMO
信頼しているリフォーム業者でも、工事中に使用した鍵を入居後も使うのは心配です。安心を買うつもりでも鍵を交換する方向で検討すると良いでしょう。

鍵の交換は、リフォーム工事後に鍵を交換するのではなく、完工検査後の補修まですべて終えた段階でおこないましょう。

リフォーム前に電気の契約をする

電気の契約

リフォーム初日に多いトラブルの一つに、電気の未契約があります。リフォームの殆どの業種で電気が必要で、電気が来ていないと仕事になりません。

特にリフォームの初日は、解体作業となることが多いので、丸ノコや電動ドライバーなどの電動工具が絶対に必要です。

電気を使わない様な作業でも、日当たりが悪いマンションですと部屋が暗いので、照明をつけないと仕事ができない場合もあります。

万が一、未契約だった場合でも、分電盤のブレイカーを上げてその日に使えるのであれば工事の遅れは無いですが、住戸までも来ていない場合は、電力会社に対応してもらわなければなりません。

電力会社がすぐに対応してくれれば、半日ほどの遅れで済みますが、丸一日対応できない可能性もありますので充分注意したいところです。

リフォーム前に水道の契約をする

手洗い

水道の開栓も工事によっては必ずしなければなりません。特に水が無いと仕事にならない業種はクロス工事(壁紙)です。

クロスを貼る糊に大量の水を使いますし、拭きとる作業でも水を多く使うので、必ず水道の開栓が必要です。

広範囲でのクロス工事の初日は、既存のクロスを剥がす作業がメインで水を使わない事もあると思います。しかし、剥がしから貼りまで一日で終える工事の場合は、工事が遅れる可能性も出てきますので注意しましょう。

他にも作業に関係無い場合でも、職人さんが手を洗うために水道は絶対必要です。

なぜなら、手洗いができる環境を設けないと、リフォームする仕上げ物に汚れが付着してしまい、結果仕上がりが悪くなるからです。

水道の開栓が容易にできる場合は工事の遅れに支障はないですが、お住まいの地域によっては簡単に開栓できない事もありますので注意しましょう。

まとめ

リフォーム工事の事前準備をしなければならない事は、在宅の場合と未入居の場合、戸建と感ションの場合では多少の違いがあることがおわかり頂けたと思います。

職人さんの作業スペースや搬入物を置くスペースの確保。それからカギの事や電気水道の事まで、それぞれ事前準備が必要なのですね。

その他に、リフォーム工事の事前準備で必ずしなければならない事は、改めて工事の挨拶をすることです。

既に近隣住人への挨拶は事前に済んでいると思いますが、案外ご近隣さんは工事の日にちを忘れている事もあります。

リフォーム工事開始日までにやっておくべき事前準備も大事ですが、近隣トラブルなども含めて未然に防げるような準備をしておくことが一番大事です。

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