クロスの張り替えリフォーム時には、綺麗に施工するために色々と外さないとならない物ががあります。
特にクロスの張替えリフォームの相談で、エアコンの取り外しについての質問が多いです。
今回は、クロス張替え時にエアコンをはずすのが一般的なのか?それともはずさない方が多いのか?をわかりやすくまとめてみましょう。
クロスの張り替え相場について知りたい方はこちらの記事を参考にしてくださいね!
クロス張替え時に取り外す物、取り外さない物
クロス張り替えリフォームの時に、すべて取り外すことが普通だと思っている方も多いのですが、必ずしもそうではありません。
クロスの張り替えリフォームの時に必ず取りはずすものと、取り外さないもの(取り外さない方が良いもの)がありますのでまとめてみましょう。
- コンセントやスイッチプレート
- カーテンレール
- 照明器具
- インターホンや給湯器のリモコン
- 取り外しが可能な棚や鏡
- 火災報知機
- エアコン
コンセントやスイッチプレート
電気のコンセントや照明などのスイッチは、配線をはずさないまでもプレート(カバー)を取り外して、クロスの張り替えを行います。
一般的にリフォーム業者は、プレートの脱着費用を取るところは無いと思ってよいでしょう。
カーテンレール
マンションなどに多いのですが、カーテンボックスをクロスで巻き込むタイプなど、クロスとの取り合いがある場合は、ははずさなければなりません。
カーテンレールがクロス面に直接付けていない場合でも、施工上邪魔になる時は取り外してクロス張りをします。基本的には、カーテン関連の脱着費用は掛りません。
しかし、脱着に時間が掛る大きめのブラインドやロールカーテンなどは、箇所数が多い場合に別途費用が掛ることもあります。
照明器具
天井に取り付けてある照明器具は、脱着に困難な照明器具でない限りは、はずしてからクロス張りをすると思ってよいでしょう。照明関係の脱着費用はかかりません。
しかし、シャンデリアなど複雑な取り付け方法の照明は別途費用が発生する可能性もあります。
インターホンや給湯器のリモコン
インターホンや給湯器の場合は、配線を復旧できる技術がある職人さんであれば配線からはずします。
しかし、オートロック付きのマンションや、警報機など一体になっているインターホンですと、誤作動が起きる場合があるので、配線を抜かず対象物だけ仮にはずしてクロスを張替えます。こちらも、基本的に脱着費用は掛りません。
取り外しが可能な棚や鏡
比較的容易にはずせるような棚や鏡は、施工の妨げになる場合ははずします。
しかし、はずす過程で接着されていることが発覚し破損させてしまう可能性があるものは、はずさずにそのまま張替えます。
また、一人で脱着できないような大きな収納棚や鏡は外さないことが多いです。
外せることができるとわかっていても、複数人必要な場合は、別途料金が掛ることもあります。
今までの位置に不便な思いをしていたのであれば、この機会に位置を変える事も可能です。
火災報知機
火災報知機の脱着は、タイプによって判断します。
簡易的な火災報知機くらいならはずして付け直すこともありますが、マンションなどセキュリティ会社連動型の火災報知機ははずしません。
専門の業者に脱着してもらう前に、マンション管理会社に問合せをしておく方が良いでしょう。
エアコン
ほとんどのクロス屋さんは、エアコンの脱着ができないことが多いので、基本的にはエアコンが付いたまま、もしくはカバーだけをずらしてクロス材を送りこむ仕上げにします。
また、エアコンの配管とエアコン本体がつながったまま外し、一人の職人さんがはずしたエアコンを持っている間に、もう一人のクロス職人さんが張ってしまう方法もあります。
しかし、配管に余裕があることと、配管を絶対に曲げないことが条件ですので、知識が無いクロス職人さんがやると問題になってしまいます。
専門の業者に依頼しない場合は、脱着費用は掛らないことが多いでしょう。
クロス張替え時にエアコン取り外しをした方が良い場合とは?
基本的にはエアコンを外さないで壁紙を送り込む事が多いのですが、エアコンをはずしてからクロス張替えをした方が良い場合もあります。
- エアコンを買い替える可能性がある
- エアコンと天井、壁の隙間が狭い
エアコンを買い替える可能性がある
クロス張替えのリフォーム後にエアコンを買い替える場合、現在のエアコンの大きさより小さいものを選ばなければ、エアコンを買い替えたとしても隠れるので、見た目の影響はありません。
しかし、旧式で大きめのエアコンが付いている場合は、今よりもコンパクトなタイプのエアコンになる可能性が高いので、クロスが張れていない部分が露出してしまいます。
クロス張替えたあとエアコンをすぐに購入する予定がある時は、エアコンをはずした状態にしてクロスのリフォームを行う方が良いでしょう。
そうすれば、エアコンは取り外しだけの料金で済みますし、家電量販店で工賃込みのエアコンを選べば費用の削減になります。
エアコンと天井、壁の隙間が狭い
エアコンは、取り付け位置によっては、天井との取り合いが数センチしか無く、手を入れるのも困難な場合があります。
スペースが狭い場合は、綺麗に張ることはできませんので、それなりの仕上がりになります。
また、エアコン設置場所に問題が無くても、エアコンの配管の取り回し方によっては、クロスを張ることが難しくなります。
クロス張替えで注意するところはエアコンだけではない
クロスの張り替え時には、エアコンの脱着以外にも注意しなければならないことがあります。
クロスの廃番に注意する
エアコンを買い替えた時でも、同じクロスで綺麗につぎはぎができるので問題ないと説明するリフォーム会社もあります。
しかし、リフォームの時に選んだクロス材が廃番になる可能性もあるので注意しなければなりません。
クロス材は、毎年モデルが変わらない品番もありますが、数年に一度は廃番になり、新しい壁紙が販売されます。
リフォームの時に張ったクロス材が、数ヵ月後になくなってしまう事は、決して珍しい事ではありませんので、クロス材の廃番には十分注意しなければなりません。
照明器具を買い替える場合も注意
クロスの張替え時に気を付けるのは、エアコンだけではありません。
天井に密着させるタイプのシーリングライトから、ペンダント式の照明に変える場合などは注意しなければなりません。
なぜなら、シーリングライトのカバーは、天井にスポンジ部分の跡が付く可能性があるからです。
クロス張替え後、数カ月経過しただけでも天井に丸くスポンジの跡が付く製品があります。
【クロスの張り替えに関する記事も参考にしてみてください】
エアコンの脱着に掛る費用はどれくらいなのか
エアコンの脱着ができる職人さんを抱えているリフォーム業者ですと、エアコン脱着費用をサービスしてくれる良心的な業者もいます。
しかし、殆どが外注によってエアコンの脱着をしますので、「ある程度費用が掛るもの」ということを覚えておきましょう。
リフォーム会社のサービス内容や、地域によって価格が変わりますが、
エアコンの脱着費用は、8,000円~18,000円程度が相場です。
クロスの張り替えを検討しているなら必ず相見積もりを!
クロスの張り替えリフォームで気をつけるポイントは、㎡単価も重要ですが「色々な脱着費用にいくらかかるか?」ということも重要です。
脱着費用は、少しの工事でも数万円の価格差になることもあるので、必ず相見積もりにて比較検討しなければなりません。
しかし、相見積もりを取ろうとして、お住まいの地域のリフォーム業者を探しても理想の業者を見つけるのは大変です。
結局、相見積もり先が見つからず、最初の1社に決めてしまって損をする方が多いです。
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リノコは定額料金!地域の相場に左右されない
クロスの張り替えや色々な脱着費用は、都市部と地方では価格差が大きく、地域の相場に左右されることが一般的です。
ですので、お住まいの地域に競合が少なければ少ないほど割高になってしまう傾向にあり、6畳間のリフォームだけでも、結構な価格差になることもあります。
しかし、リノコならお住まいの地域によって価格差が無く、低価格で定額設定のため追加料金などの心配はいりません。
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まとめ
クロスの張り替えでは、エアコンを交換する可能性がある場合、エアコンの脱着を検討しなければなりません。
現地調査時に、リフォーム業者からエアコン脱着の説明が無い場合は、クロス張替え後にトラブルになることが多いです。
リフォーム会社の担当者は職人さん任せになりやすい傾向があるので、リフォーム見積もり時にしっかり説明してくれる業者かを比較してみることが大切です。
また、クロスの張り替え工事は、リフォーム会社によって張り替える㎡数の測り方が違い、3社相見積もりをしたなら3社ごとに数量が違ってくるようなリフォームです。
ですので、相見積もりをして値段を比較することと、適切な説明が有るか無いかなども比較することです。
相見積もりをしっかり取り比較することで、リフォーム成功の確率が高くなりますので、必ず2社から3社の見積もりを取りましょう!
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