フローリングのDIYで仕上がりが悪くなる3つの原因と補修方法

フローリングDIY

最近は、ホームセンターやネットでも気軽にフローリング材が手に入り、YOUTUBEなどを見て自分でフローリング張りを挑戦する方が増えてきています。

しかし、自分でフローリングを張ってみたものの、どうしても仕上がりが悪くなってしまうことがあります。

今回は、フローリングの仕上がりが悪くなりやすいポイントと、補修方法などをまとめてみます。

フローリングのDIYで仕上がりが悪くなるポイント

フローリングを張る際、仕上がりが悪くなってしまうポイントは3つあります。

  1. フローリングの隙間
  2. フローリングの盛り上がりや膨れ
  3. フローリング表面の汚れ

それでは、一つずつ詳しく解説してみましょう。
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フローリングの隙間

フローリングの仕上げが悪くなってしまう代表的なことは、隙間があいてしまうことです。

プロの職人さんの中でも、フローリングの隙間がある仕上げになって、クレームになりやすいところですので、DIYに挑戦する方にはとても難しいでしょう。

つき付け部分の隙間

玄関や床見切り、サッシ廻りの掃き出し口などは、フローリングは突き付けてピッタリ仕上げなければなりません。

突き付け部分に隙間があいていると見た目が悪いばかりではなく、ついている部分を無理やり押してしまい、干渉して床鳴りしてしまうことがあります。

突き付け部分は、角度をしっかりあわせて切断することが大切で、定規を上手に使用しないと中々難しいです。

フローリング目地の隙間

フローリング同士の目地の隙間が開いてしまうことがあります。

フローリングが寄せきれていないのに、次の列のフローリングを張ると、小さい隙間が最後の方で大きな隙間になってしまいます。早い段階で修正しておかないと、どうにも修正が困難になってしまいます。

最初の段階でズレが生じた場合は、ずらし幅をなるべく大きくしてしっかり締めてあげると修正できます。

コンクリート直貼りのフローリングの場合は、乾いていない状態で施工箇所上に乗ってしまうと、少しずつ離れて隙間になってしまいます。

ずれない様にするには、ホームセンターで売っている緑色の養生テープなどをうまく使い、動かない様に工夫しましょう。

フローリングの隙間の補修方法とは?

フローリングに大きな隙間があいてしまった場合は、気付いた時に張り替えるのが一番良いです。

しかし、張り終えて気付いた場合、少しの隙間なら同色のジョイントコークAやウッドコークというコーキングを使用しましょう。

施工当初は、隙間なく綺麗に仕上がっても、冬の乾燥時期に縮まって隙間になってしまう事も多いので、あらかじめ1本用意しておくのも良いと思います。

ジョイントコークAやウッドコークなどの専用コーキングは、何十種類の色がありますので、フローリングに一番近い色を探してみましょう。

綺麗に充てんするポイントは、先端の切り口を大きく切らない事で、なるべく少量で補修する方が綺麗に仕上がります。はみ出たコーキングは、濡れた布で丁寧に拭き取りましょう。

フローリングの盛り上がり

フローリングの盛り上がりや膨れについては、必ず何かと干渉していることが原因です。フローリング張り時に起こる盛り上がりや膨れについて解説していきます。

フローリングの盛り上がり

フローリングの盛り上がってしまう原因で一番多いのは、加工したフローリングのサイズが合っていなく、無理やり押し込んでしまう事によるものです。

特に、ピッタリ付ける突き付け部分や、フローリングの短辺側で盛り上がりやすいです。

スケールでしっかりと寸法を測って合っているはずなのに、実際はきつくて干渉してしまうこともプロの職人さんでもあることです。

ポイントは、無理やり入れないようにして、少しずつ調整しながらはめ込むことが重要です。

フローリング膨れ

フローリングの盛り上がりや膨れで代表的な事は、釘を打つ場所。フローリングの経験が浅い職人さんでもある「釘頭」(くぎあたま)の膨れです。

これは、フローリング材の強度など色々な原因が考えられますが、最も多いのが釘を打つ角度や打ちつける深さです。

フローリングは、釘を雄ザネに打ったあとにはめ込んでいきますが、しっかり打ちこんでいないと、次に入れる雌ザネ側が膨れてしまいます。

DIYの場合は、プロと違って釘打機やフロアタッカー等を使用せず手打ちでしょうから、釘締めポンチなどうまく使って奥までしっかり打ち込みましょう。

フローリングの盛り上がりや膨れの補修方法とは?

フローリング短辺部の盛り上がりも、釘頭の膨れにしても、張り変え以外にできることは一つしかなく、上からたたくことです。

金槌で直接たたくと、当然ながら表面は傷になってしまいますので、フローリングの端材などをあて木にして、たたく様にしましょう。

強くたたいてもへこまない場合は、プロでも修復は難しいので、張り替えない場合はある程度妥協は必要です!
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フローリング表面の汚れ

フローリングをようやく張り終え、完成したのは良いのですが、よく見てみると表面が汚れてしまっていることが多々あります。

リフォームのプロの仕事でも、フローリング張り替えでのクレームで一番多いのは、表面の汚れ、接着剤の跡です。

フローリング表面の汚れは接着剤の跡

雑巾がけで落ちるくらいの汚れなら良いのですが、一番厄介なのは接着剤の跡です。

特にコンクリートスラブに直接張る遮音フローリング(直張りフローリング)はウレタンボンドを使用しますので、ウレタンボンドの跡には注意しなければなりません。

手についてしまったウレタンボンドは、良く拭きとってから次の作業をしないと、触ったところ全てに薄っすらと跡になってしまいます。

また、はみ出てしまったウレタンボンドを、知らぬ間に踏んでしまって、ハンコ状態であちこちに拡散してしまうこともあるのです。

とにかくついてしまったら、入念に拭きとり、他に拡散していないかどうかを確認することが大事です。

ウレタンボンド跡の補修方法とは?

ウレタンボンドの跡は、施工当日で硬化する前に見つけることができれば、ボンド除去剤で落ちます。

しかし、硬化してしまった後は擦っても中々落ちません。根気よく少しずつ落とすことは可能ですが、相当な時間を要するでしょう。

もし本気で接着剤の跡を消すのであれば、番手の細かいサンドペーパーで表面を削り、クリアのスプレーを吹き付け補修する方法もあります。

しかし、プロでも上手にできる職人さんが少ないほど難しい作業になると思います。

薄っすら残った跡は、ワックス掛けすれば消えるというのは間違えです。フローリングの色によっては、ワックスをかけることにより余計目立つ可能性もあるので注意です。

まとめ

これからフローリングのDIYに挑戦する方は、今回まとめた3つのポイントを忘れずに是非チャレンジしてみてください。

フローリングの仕上がりが悪くなってしまった場合、補修しても更に仕上がりが悪くなってしまう事も考えなければなりません。

DIYでのリフォームは、楽しみながらやるのが一番ですので、ある程度妥協も必要と言うことも忘れずに挑戦してみましょう!

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