フローリングの黒ずみは色々な原因があり、これまで多くの方の相談をうけてきました。
実は、黒ずみ汚れが落ちないという悩みを抱えているお宅には、ある共通点があります。
今回は、フローリングが黒ずみになってしまう共通点や、防止するための掃除方法をまとめてみます。
フローリングが黒ずみになってしまうお宅の共通点
まずは、フローリングの黒ずみに悩むお宅の共通点から、特に多い原因を3つ解説しましょう。
- キッチンの油汚れの放置
- ペットの足の汚れと排泄物
- スリッパを常に履いている
キッチンの油汚れの放置
フローリングの黒ずみ汚れの原因で一番多いのがキッチンの油汚れの放置で、リビングや廊下まで引っ張ってしまい、全体的に汚れが目立つことでした。
特にキッチンのフロアマットをあまり洗濯しないお宅は、フローリングの黒ずみになりやすいです。
マット上に油はねの汚れが溜まっている状態では、知らないうちに足の裏に付着して広がって黒ずみの原因となってしまいます。
ペットの足の汚れと排泄物
ペットを飼っているお宅は、散歩後の足の汚れや排泄物を踏んだ事などが原因で、全体的な黒ずみに悩んでいたお宅が多いです。
特に室内犬を多頭飼いしてるお宅や、大型犬を飼っているお宅は、フローリングの黒ずみになっている傾向があります。
多頭飼いの場合は、複数の犬の排泄物の付着により方々に汚れが広まることが考えられ、大きな足の大型犬の場合は、散歩後に足の汚れが残っていて、フローリングが徐々に汚れてしまっている可能性が高いです。
スリッパを常に履いている
それから、黒ずみでベタベタしたフローリングに悩んでいたお宅の殆どが、常にスリッパを履いていたことです。
スリッパ履きを多用している方は、素足よりも床のベタベタに気付きにくく、汚れたままのスリッパで、あちこちに汚れを広げてしまっていることがあります。
白い靴下なら洗濯する時、床の汚れにすぐ気付くのですが、スリッパの底が汚いことに気付かない方はとても多いです。
フローリングの黒ずみを防止する掃除方法
キッチンの油汚れやペットが原因と思われる黒ずみ汚れの特徴は、何となくベタベタしているのでわかりやすいです。
フローリングのベタベタは、とても気持ちが悪いはずなのに、なぜ黒ずみが目立つまで対策できなかったのでしょう?
フローリング専用シートは黒ずみの原因になりやすい
定期的にフローリングの掃除はしているのだけど、なぜか黒ずみ汚れになってしまいます。
それは、フローリング用のウェットシート、もしくはドライシートだけで掃除をしていることが原因で、掃除の方法が良くないのかもしれません。
CMで見るととても掃除が簡単にでき、フローリングが清潔に保たれる印象がありますが、クリーニング専門業者などに聞いても、根本的な掃除にはなっていないそうです。
普段、ほこりや髪の毛を絡めとったりする程度の掃除なら良いと思います。しかし、月に何度かは、ぬれ拭きで掃除をすることで、黒ずみを未然に防げます。
黒ずみ対策の拭き掃除は必ず手拭き
拭き掃除にフローリング用のモップみたいな掃除用具を使いたいと思いますが、フローリングはしっかりと手拭きでないと、汚れが落ちません。
なぜなら、市販のモップ系のものは、どんなに強くかけても力が床に伝わらず、黒ずみの原因となる見えにくい汚れまで落ちないからです。
試しに、ベタベタした床をモップなどで掃除した後に、ぬれた真っ白い雑巾で手拭きをしてみてください。必ず灰色になるほど汚れが残っているはずです。
メラミンスポンジや強力な洗剤はムラになりやすい
フローリングが黒ずみになって目立ち始めると、簡単に落とすことができるメラミンスポンジの激落ちくんや、強力な洗剤を使いたくなると思います。
これらのお掃除アイテムは、フローリングの汚れ度合いがひどいほど、強くこすったり洗剤を多用します。
すると、フローリング上の汚れが落ちたところと落ちていないところでムラになったり、ワックスが艶ムラになってしまいます。
ムラになってしまうと、殆どの方が隠すためにワックスを何度も塗り重ねて艶を合わせようと試みます。
大量の水性のワックスは、床に水を撒いていると同等でフローリングにダメージを与えますので、充分注意しましょう。
黒ずみを放置するとワックスの剥離をしなければならない
フローリングの黒ずみで何をやっても落ちなくなってしまう原因は、ワックスが考えられます。
目に見えない薄い汚れに気付かないまま放置し、何度もワックスをかけてしまうことで、汚れを中に閉じ込めてしまいます。
そうなると、どんな方法を試しても落とすことができず、ワックスを剥がさなければならない様になってしまいますので注意です。
ワックスによる汚れの閉じ込めを防止するには、塗る前にしっかりと拭き掃除をすることが重要です。
まとめ
フローリングの黒ずみ汚れを防止するには、汚れの原因となるキッチンやペットなど対策をとり、普段から適切な方法で掃除をすることが大事です。
大掛かりなワックス剥離までは発展してしまうと、思わぬ出費になってしまいますので、注意していきましょう。
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